避難所太陽光から次世代システム

防災

地方自治体が設置する避難所に非常電源として太陽光発電を併設するという話は最近よく聞きます。ただ避難所は通常時には使わないため、せっかく設置している太陽光発電の電気が無駄になってもったいないという話がありました。このため仙台市と東北大学が連携して、太陽光発電を有効に使えるシステムを開発するそうです(避難所の太陽光発電、余剰電力活用のため次世代システム構築へ)。次世代システムなんて少し大げさに思いますが・・・。

 

このシステムは太陽光発電と蓄電池からなり、蓄電池をうまく制御して太陽光発電を有効に使おうというものです。

 

しかし、・・・・ 蓄電池を満充電しておけば、あとは系統連系で売電すれば良いだけの話ではないのかなと一瞬思ってしまいました。FITの価格で売電できれば、そのやり方が経済的に一番得なはずです。わざわざ開発しなければならないと言うところを見ると、このシステムは多分、その先を行っているのですね。だから次世代システムなんて大げさな名前を付けているのだ(笑)。

 

つまり、FIT制度で保護された高値で電気を売るのは本来の電気コストとは異なるので、普通の売電価格レベルで電気を売ることを前提に太陽光発電の有効利用を図るというシステムを開発するのですね。そうすると売電より自家消費する方が有利になります。従って、例えば翌日に晴天が期待されるような時は、前日の晩に蓄電池の電気を使って翌日太陽光発電で充電する方が得になります。どうしようもなく太陽光発電が余った時は仕方がないのでそのまま安い価格でも売電する・・・、というような使い方になるのでしょう。

 

仙台市ではまず5ヵ所でこのシステムを検証するそうですが、うまく行けば市内の194か所に拡大するのでしょう。上記のような制御を遠隔で一か所から監視するようで、本当に次世代システムみたいになりますね。

 

この方式は基本的に避難所以外の普通のシステムでも使えそうです。多分、多くのメーカーでも同じようなシステムの開発に取り組んでいるでしょう。こういう経験が多く積み重なって、AIなんかも使って、だんだんと良い次世代システムが形成されていくのでしょう。

 

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