パネルリサイクルプロジェクト

FITによる再生可能エネルギーの導入促進が始まってからはまだ3年余りですが、太陽光発電自体は90年代の頃から少しずつ導入が増えていました。初期に導入された太陽光発電の中には廃棄されるものも出てきているようです。今はまだ量が少ないですが、古い太陽光発電の廃棄(とくに太陽電池の廃棄方法がまだ定まっていない)は今後増加してくることが明確なので、処理方法を考えることが課題となってきています。

 

このためNEDOはパネルのリサイクル方法を開発するプロジェクトを立ち上げ、5つのテーマが採択されたようです(「太陽電池リサイクル」の採算性、低コスト化するプロジェクトが始動)。

 

記事によると2018年には政府が太陽電池モジュールの廃棄物に関するガイドラインを出すことになっているらしく、NEDOのプロジェクトもそれを意識しているようです。プロジェクトで開発目標の処理コストは5円/Wということなので、50kWなら25万円となり、実際には更にこれに諸経費が上乗せされることになるのでしょう。しかし、将来の処理コストについての参考になる値です。

ホットナイフ法

さて、記事では採択された5件の内、浜田とNPCによる「ホットナイフ分離法によるガラスと金属の完全リサイクル技術開発」が紹介されているだけでした(上の図)。もう少し様子を知りたいと思い、Webを検索してみましたが、まだあまり情報は流れていないようです。

 

リサイクル技術なんて地味であまり世の中の関心を引かないのでしょうか?

 

とはいえ2018年にガイドラインを出すには結構急いで技術開発しなければならないように思います。現在でも、太陽電池を廃棄したいが業者から引き取りを拒否されたというような話も聞きます。

 

地味な分野かも知れませんが、採択された会社は頑張って良い成果を出してほしいと思います。

 

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