京セラが題記のようなシステムを開発したそうです（太陽光発電、AIが売るか使うか判断　京セラ、システム開発）。HEMSの応用版のようなものですね。太陽光発電の電気を売る方が得か、使う方が得かをAIが自動的に判断してくれるそうです。判断にAIを使うかどうかはユーザーには関係ありませんが、まぁ、AIを使っていると言えばカッコよいですから、商品イメージを良くするために使っているのでしょう。

発電した電気を売るか使うかを制御するためには、蓄電池で電気を貯めておくことが必要ですが、今の規則では蓄電池をつないだシステムで電気を売ることはできないため（確かそうだったと思う）、これは将来に備えた機能を提供するものだと思います。

電力会社の電気の売買にはいろいろなパターンがあり複雑です。最近は自由化されたために新電力もいろいろな契約を提供してきていますから、これらを含めると更に複雑になります。これに蓄電池も関与してくると・・・、もう良く判りませんね。

電力自由化や再生可能エネルギー普及に伴って、電力料金体系や契約形態は今後もどんどん変わってきそうです。そうなるとAIを使ってうまく使いこなすというHEMSは今後ニーズが高まってくるのだろうと思います。HEMSの制御ロジックも状況に従ってどんどん更新していかなければならないでしょうね。

私としては家のエネルギー管理がブラックボックス化するというのはあまり嬉しくない話ですが、いずれこういうものが必要になって来るのかも・・・。

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