最近、太陽光関係のニュースが少ないのでちょっと遡ってパナソニックのニュースを取り上げます。
パナソニックは創業以来一貫して家庭電化に取り組んでいる印象があり、そのブレない姿勢を私は敬服の念を持って見ています。太陽電池もやっていますが、これも住宅用の太陽光発電を提供することが狙いなのでしょう。テスラと協業しているのも同じような狙いだと思います。
そのパナソニックが、住宅から一歩世界を広げてスマートシティに取り組んでいます(パナソニックの米国スマートシティ計画「シティナウ」は何がすごいのか?)。世界を広げたと言っても、やはりシティの環境を良くすることで家庭電化を充実させることが基本なのでしょう。
記事を見るとパナソニックは既に藤沢市でスマートシティを試行していたということです。しかし、デンバーで行うスマートシティはもっと規模の大きなもののようです。私はこの記事の会員ではないので一部しか読むことができませんが、東京ドーム35か所分の広さのエリアでマイクログリッドや太陽光発電、バッテリーを伴ったエネルギーシステムを開発する事業になるようです。
エネルギーの世界と言うのは、なかなか具体的なイメージを持った商品を作ることができないので、消費者にアピールしにくいという難しさがあります。このスマートシティも同じような難しさがありそうで、パナソニックにとっても簡単ではないと思いますが、ブレない取り組みで何らかの進歩を得て欲しいと思います。
パナソニックを含めて日本の電機産業が苦戦しているなかで、このニュースは前向きで嬉しいなと思いました。
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