パナソニックが滋賀の太陽電池工場を閉鎖するというニュースがありました(パナソニック、滋賀工場での太陽電池生産を終了)。工場閉鎖という話は寂しいことですが、従業員は63人だけで、雇用は確保するようなのは良かったですね。
記事では滋賀工場はモジュール工場となっています。滋賀工場ではセルを生産していなかったのでしょうか。モジュールの生産だけだと付加価値が低いので競争力を持つには厳しかったかもしれません。それより、セル生産を強化して島根工場およびマレーシアに集約し、モジュール販売からセル販売にシフトしていく方針のようです。
FIT買い取り価格の低下で野立て用の標準的なモジュールは中国勢などとの競争が厳しいですからね。ただし、住宅や車用のモジュールは二色浜工場で継続生産するらしいです。これらのモジュールは専用の構造を持って、付加価値があるという判断でしょう。
工場閉鎖という話は寂しいですが、それに合わせた事業強化策が読み取れるので、このニュースは前向きに捉えることができると思います。
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