レネソーラーと言うと中国の大手の太陽電池メーカーですが、ここが撤退という噂が流れているようです(中国・太陽光関連企業の行方は?)。日本法人のレネソーラー・ジャパンは連絡がつかなくなっているそうです。
中国の太陽光パネルメーカーと言うと低価格攻勢で市場を席巻し、日本のメーカーなどの事業を苦しくしているのは周知の事実だと思います。このためか、アメリカなどパネルの輸入制限をかけようとしているようですね。一方で、中国のメーカーも生産過剰の傾向があり、互いに厳しい競争をしているという話も聞いています。レネソーラーの話もその影響の一つなのでしょうかねぇ。
記事によると、レネソーラーから事業の一部を引き継いだという会社はまだ強気な発言をしているようですが、こういう場面では当然そういう強気の発言をしますから、実情は判りません。他の中国メーカーも厳しいのでしょうか。
中国のお蔭でパネルの値段がグッと下がり、太陽光発電のコストも大幅に下がりました。今や太陽光の発電だけなら4セント/kWh以下ですからね(設置条件にもよりますが)。その点は評価しますが、やたら安いような気もします。昔は10円/kWh以下になるなんて想像もつきませんでした。まだパネルは安くなるのでしょうか? 使っている材料のことなどを考えると「大丈夫かなぁ」と思ってしまいます。
この際、中国の勢いは少し弱まって欲しい、と思うのはちょっと調子が良過ぎますかね。もちろん、健全な競争は必要ですけれど。
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