電気自動車ベンチャーで有名なアメリカのテスラ社が大型ロケットを打ち上げ、同社のスポーツカー「ロードスター」を宇宙空間に送り出しました(テスラ社の大型ロケット、打ち上げ成功)。いやいや、派手な話ですね。下の写真を目にした方も多いと思います。
テスラ社、というかCEOのイーロンマスクは本当に話題作りがうまいですね。私がテスラ社を知ったのは、家庭用蓄電池「パワーウオール」を発表した時ですが、その時には既に電気自動車のベンチャーとして有名だったようです。テスラ社が開発した「パワーウオール」は業界の注目を浴びましたが、その後「ソーラールーフ」を発表し、これもまた注目を浴びました。
私も「パワーウオール」や「ソーラールーフ」を見て、テスラは良い製品を出す会社だなと感心していましたが、最近は少し懐疑的に見ています。というのは、どちらの製品も華々しい発表があったものの、その後なかなか製品が出てきません。昨年日本で太陽光発電の国際見本市があった時に、テスラ社のブースがあったので見に行きましたが、ブースにはスポーツカーが1台置いてあるだけで閑散としていました。太陽光発電の見本市なのだけれど、これはちょっと・・・。
そうしているうちにテスラ社の電気自動車の生産が遅れているという噂も聞きました。どうもこのイーロンマスクはアドバルーンを上げるのはうまいけれど、モノづくりの方はダメなのじゃぁないでしょうか? そういうの、私は嫌いです(笑)。
最近またテスラ社のニュースがありました。豪州で太陽光/蓄電池のプロジェクトを実施するようです(テスラ蓄電池と太陽光パネルを5万戸以上に設置へ)。太陽光と蓄電池を組み合わせたシステムは今後重要になって来ると思われますので、これも重要なプロジェクトだと思いますが、いったんテスラ社に疑問を持つとこういうものにまで不信感を抱いてしまいますね。そもそも何で豪州でやるのでしょう。既に米国に需要があると思うのですが、そちらは後回しなのでしょうかね。そう言えば昨年、ハワイかどこかの島で同じように太陽光と蓄電池を使ったプロジェクトをぶち上げていましたが、それはどうなったのでしょう。ブツブツ、ブツ・・・・・・。
昨年、パナソニックがテスラ社と協業するという話がありましたが、それもその後の状況が良く判りません。パナソニックもテスラ社に不安があって様子見を決め込んでいるのかな・・・、いや、これはちょっと穿った見方かな?
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