一昨日、屋根一体型太陽電池での発火事故を紹介しましたが、屋根一体型は住宅用太陽光発電の話なので、野立ての太陽光ではあまり関係ないと思われた方もおられると思います。しかし、野立てでもトラブルで発熱・発火を起こすことは十分考えられ、その時に雑草などが近くにあると火事を起こす恐れがあります。それを指摘する記事がありました(雑草が高める太陽光発電所の火災リスク、「延焼すれば損害賠償も」)。
写真の太陽光発電所はかなり酷いですね。これだけ雑草に覆われると発電量もかなり悪くなりそうですが、オーナーは一体何を考えているのでしょう?
で、 まず気になるのは雑草の影によるホットスポットの発生。ホットスポットが発生してしまいますと、一昨日のブログに紹介しましたようにバイパスダイオードが動作し、その発熱で周辺が劣化して電気抵抗が増加すると発火事故を起こすかもしれません。その時に周辺に雑草があると火事を起こしかねませんね。特に冬場は雑草が枯れて乾燥していますので引火・延焼しやすくなっていますから怖いです。
記事によりますと、火事で周りに迷惑をかけると損害賠償を問われるのは発電所のオーナーとのことです。
まぁ、写真のような状況でもし火事を起こしてしまったら、当然オーナーが責任を問われるでしょう。こういう酷い発電所はFIT認定を取り消してほしいところですが、雑草が伸びているというだけではそこまで出来ませんか。フェンスが無いとか標識が無ければ認定取り消しもあり得るのかな。この発電所はどうですかね。
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