経産省が2050年長期エネルギー政策への提言を出していたのですね。不勉強で良く知りませんでした。ネットの記事(再生エネ、主力化に費用低減の壁 「脱炭素化」へ原発の議論求める声)で知っただけでまだ見ていませんが、その提言では再エネの主力化が悲観的に見られているらしいです。
再エネに悲観的なのはコスト面の理由からで、主力電源として使えるように蓄電池などと組み合わせて安定化電源にすると再エネコストはkWhあたり95円となり、原発の10円より大幅に高いと指摘されています。
取りあえず議論のベースとなっているコスト数値は参考になります、正しいかどうかは別として。ただ、提言では「太陽光が高い」という点を指摘するだけで、それを解決する道筋を指摘していないらしい点には不満が残りますね。一方で、温暖化対策やエネルギー確保から原発の必要性にも触れながら、原発を単なる選択肢の一つと言うに留めている点にも責任逃れのような不満を感じますね。
提言と言うなら、単なる問題点の指摘だけでは無く解決の方針まで示して欲しいものです。まぁ、記事を読んだだけで提言を見ていませんから、あまりはっきりしたことは言えませんけれど・・・。
日本の太陽光発電や蓄電池が海外に比べて高いことは、今やこの世界の常識になりつつあります。エネ庁もそれを意識して、どうすれば日本のコストを下げられるかいろいろ検討している筈です。それだけに、私としては、提言でもっとこの問題に取り組めるような指摘をして欲しかったと思いますね。
ホントにどうして日本では高くつくのでしょう。
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