マイクログリッドとスマートグリッド

Powerhive社によるケニアでのミニグリッドの記事紹介をした時に、記事ではマイクログリッドという言葉を使っていたのを、あえてミニグリッドと言い換えて紹介しました。これはマイクログリッドという言葉は別の使い方もされるため、誤解を避けたかったからです。

 

別の意味でのマイクログリッドというのは、アメリカのDOEによって提唱されNorthern Power susytems社などで試行されていますが、次のようなものです。

MicroGrid:ミニグリッドのようにある地域で発電機や蓄電池を持ち電力供給をおこなう配電網で、系統と一点で接続されて、そこで系統と電力の受け渡しも行う。MicroGridという表記はNorthern Power Systems社の商標として申請されています。

 

アメリカは日本と異なり、多くの電力会社が競争して電力事業を運営しています。その結果、電気代は安く抑えられていますが、コストダウンのために設備投資などを抑えるので、電力供給の信頼性は低いと言われています。

 

このため高品質の電力供給を必要とするような特殊な需要家がある場合に、MicroGridのように一部の地域だけを区切って、その特殊な需要家だけには高価格で高品質の電力供給を行い、他の需要家には低価格の電力供給をおこなうというビジネスモデルができました。

 

このようなMicroGridを使うと、例えば太陽光発電を導入して、希望する需要家にはグリーン電力をプレミアをつけて販売するということも可能になります。このため、MicroGridは再生可能エネルギーの新しい導入手段としても注目されていました。

 

日本でも愛知万博や八戸市でマイクログリッドの実証試験が行われていたと思います。

 

一方で、マイクログリッドという言葉をミニグリッドの小さいものと考えるのは自然の成り行きで、途上国などで数百Wから数kWの発電機でごく限られた需要家に電気を共用する電力のネットワークのことをマイクログリッドと呼ぶ人もいました。ケニアの記事はこれに相当すると思います。

 

さすがにMicroGridをマイクログリッドというのは紛らわしいので、最近はスマートグリッドと呼ぶように変わってきていると思います。ただし、スマートグリッドの場合は、MicroGridより更に広い意味を持たせているような気がします。

 

スマートグリッドを使って再生可能エネルギーの普及を促進しようという考え方は、ずっとあると思いますが、今はFITによる普及促進のインパクトが大きいので、あまり顧みられていないようです。

 

しかしFITの買い取り価格が下げられてきましたし、太陽光発電のコストもずいぶんと下がってきました。前に紹介しましたように1kWhが4セントを切るようになってくると、再びスマートグリッドの考え方を使って、ローカルに電力のバランスをとるビジネスモデルが可能になるかもしれません。

 

そうなるとFITのような固定価格買い取り制度は少し邪魔になるかもしれませんが・・・。

 

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