JR東日本が男鹿駅で使用する電気を100%再エネ由来に切り替えたそうです(JR東日本の男鹿駅を再エネ由来100%で運用、トラッキング付き非化石証書を活用)。いやしかし、再エネ由来100%って複雑なのですねぇ。「トラキング付き非化石証書を活用」なんて言っても良く判りません!
ちょっと調べてみましょう。
まず、「再エネ電気である」というのは自分で勝手に言っても認められません。それを客観的に証明してくれるのがJEPXという機関で、証明された電気には非化石証書が発行されます。特に「〇〇発電所で発電された再エネ電気」と発電源まで特定された再エネ電気には「トラッキング付き非化石証書」が得られ、RE100でも認められる再エネ電気になります。
今回の男鹿駅の場合は、JR東日本が持っている下浜風力発電の電気を東北電力に売って、東北電力は下浜風力発電の「トラッキング付き非化石証書」を取得する手続きを行ったうえで、その電気を男鹿駅に供給することになります。この結果、男鹿駅は自社の風力発電により再エネ100%で運営されることになります。
やっぱりややこしいですかね・・・、まぁ、再エネ100%を証明するのは意外に難しく、JR東日本は男鹿駅でそれを行ったということになりますか。
しかし、風力発電と言うのは変動する電源ですが、その辺の調整も東北電力がやってくれるのでしょうか。非化石証書を取得して、その辺の調整までやってもらうと、やはり少しは手数料を取られるのでしょうね。そもそも非化石証書って結構高いですよ、JEPXを見ると1.3円/kWhです。それに更にいくらかを払っても再エネ100%を行うのですから、JR東日本は熱心です。有難いことです。
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