7円/kWh での太陽光発電のビジネスの取り組みについてのセミナーに行ってきました。講演だけでなく発電所の見学もあり、しかも無料だったので参加してみました。発電所見学の際にパネルのサーモビュアー像が撮りたいなという思いもあったので、サーモカメラを持って行きました。
まず驚いたのは無料セミナーなのに立派な弁当が付いていたこと。会場も立派で発電所見学のバスを3台チャーターしており、かなりのお金をかけているのが判ります。思わず身構えてしまいそうでした。
セミナーの内容はあまりこれと言ったものは無く
- 機材のコストを下げなければならないが、品質は落とさない
- 工事はDIYなどでコストをできるだけ下げる
というようなものでした。この会社は機材のセット販売を行い、DIYを支援しているということもあるので、妥当な内容でしょう。
発電所見学は、あいにく天気が悪くてほとんど発電していない様子。これだと温度分布も発生しません。取りあえずサーモビュアーで見てみましたが、写真でもわかりますように、パネルが20度ぐらいの温度で並んでいること以外に何も得られるところはありませんでした。
そこで、パネルの状態を細かく見ると、スネイルトレイルがかなりありました。私が見ただけでも20個ぐらいあったでしょうか。まだそれほど酷いものではないので、写真では見にくいにくいかもしれませんが、下に一つの例を示します。
一つのモジュールで複数のセルにスネイルトレイルのあるもの、中には4枚もスネイルトレイルのあるものもありました。
天気が良ければスネイルトレイルのサーモビュアー像をみたら面白いのですが、やはりサーモビュアーでは何も見えませんでした。
この程度のスネイルトレイルなら特性に影響はないと思いますが、10年後、15年後にはどうなるか不安が残ります。
今までスネイルトレイルについてこれほど細かく見てなかったので分かりませんが、他の発電所でもこんなにあるのでしょうか。来月には私の発電所の点検に行く予定ですので、よーく見ておきたいと思います。
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