随分と難しいタイトルですが、Tigo Energyのマキシマイザーと同じようなものと考えて良いでしょう。題記のものは昨日の産総研報告会での報告の一つにありました。
最近は同じような機能のものが他からも出ていたと思いますが、産総研でも新しいものを出してきたのでしょう。Tigo Energyのマキシマイザーよりかなりコンパクトに仕上がっていました。もっともTigoの方はモニタリングの機能もあるので単純な比較をしてもあまり意味がありませんが・・・。
太陽電池から少しでも電力をたくさん取り出すことは良いのですが、太陽電池の側に既にバイパスダイオードが備わっているので、影などの影響をある程度は局所化できています。太陽電池の一部に影が入ってもストリング全体の電流がチョークされるということはありません。従って、この手の機器の効果はそれほど大きくはありません。実際にどの程度の効果があるかを見積もるのは難しいですが、この報告者によると、この電力配分器を用いる効果は0-10%ぐらいとしています。
もちろん、この効果は太陽電池が設置される環境で随分変わってきますが、影が多いところでも10%ぐらいの効果ということでしょうか。
この手の装置の導入を考えるうえで、参考になる値だと思います。
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