フレキシブルソーラーモジュールについて 第2回

(カテゴリ: フレキシブルソーラーモジュール)

第2回として、設置方法について説明します。

FLEX-W

<配信予定>

第1回:特徴と設置場所(今までに無かった場所)

第2回:設置方法(今までとは違った方法)

第3回:特殊な使い方

第4回:CIGS薄膜ソーラーセル

 

<第2回:設置方法(今までとは違った方法)>

Miasole社のフレキシブルソーラーモジュール「FLEX-02シリーズ」は、軽量で貼付設置のため、従来の太陽光パネルとは異なった場所・使い方が可能となります。

今回は、このMiasole社フレキシブルソーラーモジュールの設置方法についてご案内します。

 

1.貼付設置

Miasole社FLEX-02シリーズの最大の特徴は軽量かつ貼付設置が出来る事です。

貼付設置とは、聞き慣れない方法ですが、強力な両面テープでシート状のソーラーモジュールを対象物にしっかりと貼り付けることで固定をすると言う事です。

 

2.設置手順

みなさまも、両面テープなどで色々なものを固定する時に、両面テープの貼り付け面にゴミや埃が付いていたり、ざらざらな表面には、うまく接着出来ないことを経験的に知っている事でしょう。

Miasole社FLEX-02シリーズも同様で、十分な接着力を得るためには、色々な準備が必要です。

 

(1) 設置場所のクリーンアップ

まず、設置場所に十分な接着力で設置出来る様に設置場所のクリーンアップが必要です。

金属屋根においては、「高圧水洗浄」を行う事でクリーンアップが出来るケースが多いのですが、付着物が付いている場合などはアルコールなどの溶剤による清掃や、錆などが発生している場合は、あらかじめ錆落としと錆止めの処置が必要になる場合も有ります。

上記クリーンアップ作業のみで、フレキシブルソーラーモジュールが貼付設置出来る場合も非常に多いと思います。

 

(2) 貼付のための下地作り

屋根や壁などの貼付面がざらざらな場合には、貼付のための下地作りが必要です。

代表的なものは、鉄筋コンクリートビルの屋上で、コンクリート面がそのまま露出している場合です。

この場合、当然ですが十分な接着料が得られない事となりますので、防水塗装を設置場所のみに施し、表面をつるつるに仕上げます。

2-1 防水塗装の様子

 

また、防水塗装ではなく、下地として使用する金属板などを準備して、金属板を簡単なビス留めとシールで固定する対応も可能です。

2-2 金属板+壁面設置例

 

(3) PV貼付

下地が完成したら、Miasole社FLEX-02シリーズを貼付設置します。

まず、設置する場所に位置を合わせ、裏面の剥離紙を剥がしながら、設置場所に貼り付けていきます。

2-3 貼付設置の様子

 

貼り付けた後で、十分な接着力が得られるように、ローラーなどを使って上から加圧します。

2-4 ローラー加圧の様子

 

これで、PV貼付設置は完了です。

 

3.まとめ

第2回では、Miasole社FLEX-02シリーズの設置方法について説明しました。

今までの設置方法とは一線を画した方法になると思いますが、作業時間は大幅に短縮されます。

設置に必要な人数も少なくて済むため、DIYとして取り組むことも十分可能です。

第3回では、Miasole社FLEX-02シリーズ フレキシブルソーラーモジュールの特殊な使い方(用途)についてに説明します。

 

Miasole社FLEX-02シリーズ
https://ichiba.solar-club.jp/products/detail.php?product_id=209 

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