第3回として、フレキシブルソーラーモジュールならではの、特殊な使い方について説明します。
<配信予定>
第1回:特徴と設置場所(今までに無かった場所)
第2回:設置方法(今までとは違った方法)
第3回:特殊な使い方
第4回:CIGS薄膜ソーラーセル
<第3回:特殊な使い方>
Miasole社のフレキシブルソーラーモジュール「FLEX-02シリーズ」は、軽量で貼付設置のため、従来の太陽光パネルとは異なった場所・使い方が可能となります。
今回は、Miasole社フレキシブルソーラーモジュールの特殊な使い方についてご案内します。
1.軽量薄型だからこその使い方
Miasole社FLEX-02シリーズの最大の特徴は軽量かつ薄型で、貼付設置が出来る事です。
軽量で薄いと言う事は、色々なところに使えると言うことです。
今回は、特殊な用途について事例を挙げてご紹介します。
2.事例
(1) トラック、キャンピングカーやボートの屋根に設置
Miasole社FLEX-02シリーズは、軽量で薄型、貼付設置のため、プラスチック製の屋根への設置も可能ですし、貼り付けてありますので風を受ける部分でも問題無く設置が可能です。
乗り物に設置する時に重要ポイントの一つは、もしもの時に災害を拡大させないと言う事です。Miasole社FLEX-02シリーズは、樹脂でコーティングされており、ガラスのように割れてケガをする事や、重量物が飛んで何かを破壊すると言う事がありませんので、こういった用途には非常に適しています。
また、トラックにおける設置では「アイドリングストップエアコン」として、ソーラーから充電した電力をエアコンとして使う用途が多いのですが、アイドリング時にエンジンを稼働させてエアコンを動作させるものに比べ、3.3倍も効率が良いと言う結果も報告されています。CO2削減にはもってこいのシステムと思います。
(2)農業用ハウス屋根に設置
軽量で、ネジを使わない貼付設置の特徴は、農業用ハウス屋根への設置も可能としています。
もちろん、ある程度のハウス屋根強度は必要ですが、後付けで貼付設置が出来るのは、フレキシブルタイプソーラーモジュールだけです。
(3) 非常時対応電源として
小型のFLEX-02シリーズは、持ち運び可能でキャンプや災害時に商用電源が使えない場合に非常時対応電源として使えるものです。
例えば、合計170W出力のMiasole社FLEX-02シリーズを水平に地面に置いて発電したとすると、年間1日平均500Whの電力量が得られます。
500Whの電力量は、例えばスマホを充電すると60台以上(1台8Whと仮定)、10WのLED照明なら50時間の点灯が可能です。
大型のバッテリーと組み合わせることで、より効率的に使う事が出来ます。
(4)自立形街路灯での使用
Miasole社FLEX-02シリーズは、曲がると言う特性を生かして、自立形街路灯への使用も可能です。
円筒状にフレキシブルソーラーモジュールを設置し、風の影響を最小限に抑える様な配置が可能です。
3.まとめ
第3回では、Miasole社FLEX-02シリーズの特殊な使い方について説明しました。
今までとは異なった使い方を出来るのがMiasole社FLEX-02シリーズの特徴です。是非、色々な用途に挑戦してみてください。
第4回では、CIGS薄膜セルについての技術的な観点で説明します。
Miasole社FLEX-02シリーズ
https://ichiba.solar-club.jp/products/detail.php?product_id=209
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