フレキシブルソーラーモジュールについて 第1回

(カテゴリ: フレキシブルソーラーモジュール)

今回より、4回にわたってMiasole社FLEX-02シリーズを例にフレキシブルソーラーモジュールについて、解説いたします。

FLEX-02N

 

<配信予定>

第1回:特徴と設置場所(今までに無かった場所)

第2回:設置方法(今までとは違った方法)

第3回:特殊な使い方

第4回:CIGS薄膜ソーラーセル

 

<第1回:特徴と設置場所(今までに無かった場所)>

Miasole社のフレキシブルソーラーモジュール「FLEX-02シリーズ」は、軽量で貼付設置のため、従来の太陽光パネルとは異なった場所・使い方が可能となります。

今回は、このMiasole社フレキシブルソーラーモジュールの特徴とその特徴を生かした設置場所についてご案内します。

 

1.軽量・貼付設置

Miasole社FLEX-02シリーズの最大の特徴は軽量かつ貼付設置が出来る事です。

軽量化は、ガラスを使わないCIGS(銅(Cu)、インジウム(I)、ガリウム(G)、セレン(Se))薄膜を使ったソーラーセルと、それをカバーするプラスチック素材で実現出来ました。「軽い・曲がる・貼り付ける」この特徴を生かして今まで設置不可能であった場所も設置が可能となります。

 

2.新しい設置場所

Miasole社FLEX-02シリーズは、新しいソーラーモジュールの設置場所を実現します。

今まで従来型ソーラーモジュールでは、重すぎて屋根の耐荷重制限を超えてしまう様な場合、屋根に穴あけを出来ない場所、台風などの強風にさらされる場所、そして非常時に邪魔にならず人が通る必要のあるところ等が挙げられます。

(1) 曲面屋根への設置

耐荷重制限のある、従来型ソーラーモジュールが設置出来ない典型的な屋根に、体育館などで用いられるアーチ形状の金属屋根があります。

梁が設けられているものでも梁の間隔がおおよそ40cm以上であれば、FLEX-02シリーズは設置可能です。

1-1曲面屋根施工例

 

(2) カーポートへの取付

カーポートは、通常太陽光の当たるところに設置されており、その屋根には強度不足のために、従来型のソーラーモジュールは設置出来ませんでした。

しかしながら、Miasole社FLEX-02シリーズは貼付による設置が可能です。

下図は、横5400x縦5000mmのカーポートですが、この寸法であればFLEX-02シリーズは、最大2.96KWが設置可能です。重量はPV合計49.6Kgで、人一人分の重さで、しかも分散荷重。これなら、重量的にも安心できます。

1-2カーポート例

 

(3)陸屋根への設置

コンクリート製陸屋根にも、設置が可能です。ビルの屋上などは、場合によって非常時の避難場所にもなる可能性があります。Miasole社FLEX-02シリーズは、樹脂素材で出来ており、しかも架台を使用しない屋根への貼付設置が出来ますので、万が一の時に、避難場所としても邪魔になりません。

水平設置になりますが、CIGS薄膜セル採用のため、効率良い発電が可能です。

1-3陸屋根施工例

 

(4) 壁面への設置

従来型ソーラーモジュールでは、壁へのフレーム取付など大がかりな設置が必要でしたが、Miasole社FLEX-02シリーズは、壁への直接貼付や、直接貼り付けできない壁へ薄い金属板などを介して壁への設置が可能です。

1-4壁面施工例

  

3.まとめ

第1回では、Miasole社FLEX-02シリーズの特徴と、今までにない設置場所について説明しました。

第2回では、その設置方法について中心に説明します。

 

Miasole社FLEX-02シリーズ
https://ichiba.solar-club.jp/products/detail.php?product_id=209

 

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