こんにちはソーラーリーマンです(^^♪
九州電力による出力制御の実績報告をさせていただきます。どれだけの電力量が出力制御されているのか?制御を受けていなければ得られた電力量との差はいくらなのかをご報告します。
算出方法は出力制御されていない発電所(以下「さくら」と言います)との比較です。ソーラーリーマンの発電所は6基ありますが、全て同じ場所です。「生身」の制御量算定には時間がかかるため、さくらとの比較(比率)により算定しました。
さくらは1基。4基は出力制御対象発電所(以下「もね」と言います)。1基は半制御のため除外。
データは次の通りです。
・期間 4/1~4/13
・さくら発電量 3,065kwh
・さくら概要 PCS49.5kw ,パネル72kw
上記さくら発電量(13日間:3,065kwh)を1ヶ月に換算すると7,073kwh。
もね⓵~⓸の発電量をさくらとの過去の発電比率実績から算出すると
・もね⓵発電量 7,730kwh(PCS49.5kw ,パネル89kw)
・もね⓶発電量 8,242kwh(PCS49.9kw ,パネル92kw)
・もね⓷発電量 8,290kwh(PCS49.9kw ,パネル99kw)
・もね⓸発電量 8,568kwh(PCS49.5kw ,パネル115kw)
上記期間の制御されたもねの発電量を1ヶ月に換算すると
・もね⓵発電量 5,495kwh(2,381kwh)
・もね⓶発電量 5,790kwh(2,509kwh)
・もね⓷発電量 5,647kwh(2,447kwh)
・もね⓸発電量 6,016kwh(2,607kwh)
()内数値は上記期間の制御後の実発電量
ということでもねの出力制御量は・・・
・もね⓵制御量 2,235kwh
・もね⓶制御量 2,452kwh
・もね⓷制御量 2,643kwh
・もね⓸制御量 2,552kwh
年間総発電量が100,000kwhとすると、制御率は当然ながら
・もね⓵制御率 2.2%
・もね⓶制御率 2.4%
・もね⓷制御率 2.6%
・もね⓸制御率 2.5%
九州電力は本年3月1日付けの発電事業者向け文書の中で、「出力制御率は3%の見込みです」と説明しています。
4/1~4/13のわずか半月で年間制御率に届きそうです。当発電所の比率から導き出した凡その数値であることを差し引いても、乖離にも程があります。
なぜ、九州電力はこんなでたらめな発表をしたのでしょう。さすがに上場企業が意図的にしたとは思えないのです。
では、なんなのか?何か重大な見落としがあったのか?全くわかりません。
はっきりしていることは九州に制御付き太陽光発電所を保有している方に憂鬱な問題が迫っていることは確かです。
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