太陽光パネルが原因で住宅火災を起こす恐れがあるという報告が消費者庁からありましたね。消費者庁では、火災を起こす恐れがある住宅太陽光については、メーカーに対処を呼び掛けているようですが、その程度の対応でよいのかなと不安になります。似たような点を指摘した記事がありました(シャープ、甘すぎる「自主回収」)。
この記事、私は有料会員ではないので頭の部分だけしか読めませんから詳しくは判りません。しかし、このメーカーは一時不良パネルを頻出していた記憶はあります。2003-2004年ぐらいに生産されたパネルだったと思いますので、FIT以前ですから今に比べるとかなり少ないと思いますが、それでも超大手ですから相当の数が設置されていると思います。
消費者庁ではパネルと屋根材の間に不燃物が無い住宅に火災の危険があると言っていますが、不燃物がある住宅でも不良パネルからパネルは発火する可能性はあるので、その場合は火事には至らなくてもくすぶり続けるわけです。嫌ですよね。発火に至らなくても、発電効率は大幅に落ちている筈です。そういう設備はかなりあると思いますが、残念ながらユーザーがそれを発見するのは困難です。
その昔、私が公共施設に国のプロジェクトで設置された太陽光発電システムを調査した時、このメーカーの設備で出力が2/3ぐらいに減少しているものを発見したことがあります。ユーザーはなんかおかしいとは思いながら放置していましたが、私はおかしいので国と相談して詳細調査できないか検討すると伝えたところ、あっと言う間にメーカーが飛んできてリプレースしてしまいました。
なんだかなぁ・・・。これは国の調査でしたから対処されましたが、普通の住宅ユーザーなら相手にされないのではないかと思います。
さて、このメーカー、不良パネルへの対処、どうするつもりかな?
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