太陽光発電で産地偽装が起こるなんて思ってもみませんでした(太陽光発電「産地偽装」、許した制度の抜け道「再エネ倍増」の裏側)。産地偽装と言っても、距離的には3kmほど離れた場所の偽装らしいですが、それによって売電価格を倍増できるといううまみがあります。
この記事の場合を例にとると、からくりは次のようになっています。太陽光発電に認定された土地が2つあって、一方は40円、もう一方は18円で認定されています。この2カ所の土地が3kwほど離れているようです。40円の土地は地元の反対などで発電事業が出来なくなったのですが、もう一方の土地は発電が行える状況です。ここで発電した電気をそのまま18円で売るのではなく、40円の土地に送電し、そこで発電したことにして40円で売るということです。
そんなことが可能だったのか・・・、しかし、これはちょっと酷いのじゃないですかね。何の意味もないのに高く売れてしまうのですからね。何でも、土地に制約があって発電量が十分でない場合に、発電量を確保するために飛び地での発電で補充することを可能にするよう政府が制度を緩和したところ、こういうズルが発生したそうです。さすがに経産省も、あわてて制度を見直したそうですが、既に実施したところは違法ではないのでそのままらしいです。
違法ではないと言っても、単に制度の穴を利用して儲けるようなやり方は、太陽光の印象を悪くするだけなので、太陽光推進派としても不愉快です。こういうセコイことはやめて欲しいですね、ホント。
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