太陽光パネルの反射光で室温が52度になった訴訟、まだまだ続く

姫路で行われている太陽光パネルの反射光に対する訴訟のその後です。先日、閲覧に行ってきましたが、ちょうどタイミングよくブログへのメッセージも頂きましたので、急いで状況をまとめました。

 

これは一昨年の9月に始まった訴訟で、私は昨年の今頃からずっと追いかけています。そろそろケリがつくだろうと思っていましたが、まだまだ続きそうです。終結したら全部をまとめようと思っていますが、それまでは動きがあるごとに報告させてもらいます。これまでの経過判らないと理解しにくいかもしれませんが、ご容赦ください。

 

とにかく、自宅のすぐ横にメガソーラーができて、そこからの反射光で室温が最高52度にも上がり健康被害を受けるのでパネルを撤去してほしいという訴えです。反射光で室温が52度になるなんて考えられないなと思い、訴訟内容を調べると、52度になったのは出窓で直射日光のあたるところに置かれた温度計の話だったので、この訴訟は簡単に原告が負けるなと思っていましたが、手こずっているようです。

 

今回、裁判記録を閲覧しますと、被告のJAG国際エナジーはやっと温度計が52度を示したのは直射日光が温度計に当たっていたせいだと反論しました。この反論をするのに1年かかっている訳ですから手こずる筈ですね。

 

原告は温度計に直射日光が当たって温度が上がった可能性があることは認めましたが、①新たに同じ場所で測定した温度が気温と同程度に下がっている、②これは新たに植栽が窓とパネルとの間に植えられ反射光が入らなくなたから、③従って元の高かった温度は反射光のせいだ、とやはり反射光により室温が上がったと主張しています。

 

しかし、新たに測定した温度計に前と同じように直射日光が当たっているのなら、気温よりずっと高い温度になるはずなのに、反論のデータを見ると気温と同程度になっています。これでは新しい測定が前と異なる条件で温度測定しているとしか思えません。もう、滅茶苦茶な反論と言う気がしますが、こういうクレームに対しても丁寧に反論していかなければならないのでしょう、被告も大変ですね。

 

今回閲覧したのはここまでです。スパッとケリがつかないことにイライラしますが、とにかく最後まで経過を追いかけようと思っています。

 

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