富士経済が太陽光発電のPPA事業が伸びるという予測を出していました(太陽光パネル事業は縮小も、「PPAモデル」は急成長か)。PPAとはPower Purchase Agreementの略で、発電して電気を売る商売のことだと思うのですが、この記事では太陽光発電による電力小売り事業となっています。小売り事業となると本来ならFITを介さずに売電されるのでしょうけれど、日本ではFITが前提になっているものが多いそうで、ちょっと複雑でどのような事業形態になるのか良く判りません。とにかく、太陽光発電での電力小売り事業が急拡大するそうです。
多分、FIT価格が下がってきているので、直接小売りもFITも同じぐらいになって来るから市場が拡大するのでしょう。それなら本来の電力事業形態なので、太陽光発電が独り立ちできる兆しと言えます。記事によると2030年の太陽光発電市場全体(国内)の3840億の内の823億も占めていますので、これなら事業として成立していますね。
もっとも、本当に太陽光が独り立ちしていたら、もっと市場は大きくなっているのではと思いますが、2030年ではまだそこまで行っていないのでしょうか。また、2030年の太陽光全体の市場が3840億円と言うのも少し寂しい気がします。そもそも太陽光市場は下図のようにジリ貧というのが問題ですね。日本はやはり再エネには後ろ向きということでしょうか。
2030年代には産業用太陽光発電のFITが終了し始めます。そうなると市場が変わってきますかねぇ。再び市場が拡大してくれれば良いのですが・・・。1兆円ぐらいの市場になって欲しいと思っています。
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