先日、ブログで「テスラのバッテリーが価格破壊を起こすか」という話を書きました。同じように考えている人は多いですね。ダイアモンドでも同様の記事がありました(住宅用太陽光発電に「価格破壊」の足音、普及の鍵を握る外資参入)。
記事自体は、“これから、日本では卒FITユーザーによる蓄電池市場が伸びてくるから、そこにテスラが参入することで価格破壊が誘発される”というストーリーで、誠に真っ当な内容と言えますが、真っ当過ぎて何か物足りないですね。
日本の蓄電池市場は闇のようなところで、何だかんだでとにかく世界の2倍以上の価格体質になっているようです。従って、この世界では今回のテスラの参入を喝采で迎える人は多くいると思います。しかし、一般的にはそのことはあまり知られておらず、高い買い物を受け入れてしまっています。
最近は蓄電池ブームなのか、私のところにも訪問販売で蓄電池システムの売り込みがよくありますが(屋根に太陽光のある家を狙っているようです)、みんな高い価格を当然のように説明していますね。うまいこと言われて買わされてしまっている人もいるのでしょう。販売側は腹の中で笑っているのではないですか。
そういう現状がありますから、ダイアモンドのようなメディアにはもっとこの問題を追及するような記事を書いて欲しかったと思います。取り上げてもらっただけでもありがたいと思わないといけないのかもしれませんが・・・、少なくとも、日経の記事(蓄電池、テスラ解禁の賭け 国内勢の競争力向上促す)の方が良かったなぁ。
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