以前私は「ペロブスカイト太陽電池には期待していない」という趣旨のブログを書きました。耐久性が無いというのが大きな理由ですが、その後もペロブスカイト太陽電池に期待するような記事をよく見ます。積水化学は2025年に事業化、30年に量産すると言っています。こうなると私も「ペロブスカイトは使えるのかも・・・」と考えが少し揺らいでいました。
そこにペロブスカイトの耐久性問題を解決できたかのような記事が出てきました(30年の寿命を超えるペロブスカイト太陽電池の開発に成功)。実は、私は偉そうなことを言っていてもペロブスカイトについてまともに調べたこともなく(汗)、耐久性の問題は光による劣化だと思っていました。しかしこの記事を見ると劣化の原因は風雨だとなっています。その上で温湿度ストレスを加速的に与えるような耐久試験を行って、開発された太陽電池は30年の耐久性があると結論付けていました。
本当なのですかねぇ。光劣化は無いのでしょうかねぇ。この記事の耐久試験方法では一応電池に光を当てているのですが、使っている光源がメタルハライドのランプ。太陽光の再現ならキセノンランプを使って欲しいところです。しかも光の強度については何も触れていません。本当にこれで耐久試験になっているのですかねぇ。本当に劣化の原因は風雨なのですかねぇ。元論文にリンクが張ってあるのですが、英文なので良く判りません。どうしても疑問が残りました。
しかし、このままでは釈然としないので、これからもう少ししっかり情報を集めていきたいと思っています。
ペロブスカイト太陽電池について、皆さんは本物と思っていますか。
ブログランキングに参加しています。皆様の応援を頂けたら励みになります。是非、ボタンを押して応援してください。
にほんブログ村
太陽光発電ランキング
コメントを残す