分譲発電所の購入契約

FITのお蔭で太陽光発電所を設置したり購入したりする個人が増えてきました。これは喜ばしいことですが、ブームに煽られて十分に吟味しないまま発電所の購入や工事の契約をしてしまっていることも結構あるようです。そのまま問題なく行けば良いのですが、後になって「購入時(工事時)にはっきりしておけば良かった」ということもあるようです。

 

私は分譲で低圧連系の発電所を購入しましたが、購入契約は工事の前でしたので、契約の際に工事や引き渡しについていくつか確認して進めました。参考になればと思いその時のことを書いておきます。

 

  • 契約時

業者の信頼性を最も重視していました。もっとも、私が発電所を購入した会社は既に太陽光ファンドを運営していて、その状況から信頼できるなという印象は持っていました。他にもいろいろ会社を検討していて、いずれの場合も発電所の設計やシミュレーションについて質問し、誠意の見られる対応をしてくれることを重視していました。

 

太陽光発電分譲の会社は若いところが多いので、会社の歴史や規模を見てもあまり参考になりません。また技術的な知識が私より少ないところもありましたが、誠意のある対応ができていれば真面目に取り組んでいて、後にトラブルがあっても対応してくれるだろうと判断していました。

 

相手に質問した内容は、次のようなものだったと思います。

  • パネルを過積載する可能性
  • 日射データ・シミュレーションの根拠
  • パワコンの寿命と寿命への対応
  • パネルの設置角度や影の有無

 

保守については別途保守契約するので、そこで確認することにしました。

購入契約時には更に下記のことを書類で確認しています。

  • 土地の確保
  • 経産省の設備認定
  • 東電との接続

 

太陽光発電で一番難しいのは完成時の検査方法です。普通の設備なら定格の運転が確認できれば良しとしますが、太陽光発電では定格動作の確認が簡単ではありません。日射や温度条件で定格を得るのが難しいだけでなく、引渡し前には系統連系できないので、発電させるのが難しいという問題もあります。

 

私が契約した会社は、完成検査として各ストリングの電圧を測定することを提案してきましたが、私は電流を測定することを希望し、決めることができなかったので、取りあえず契約書では「完成検査をして発注者の承認を得ること」としておいて、完成検査の方法は後で決めることにしました。

 

 

少し長くなりましたので、続きは次回に回します。

 

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