太陽電池は影などによりホットスポットが発生し、発熱発火する恐れがあることは周知の事実だと思います。もちろん、製造不良による接触抵抗などで発火することもあります。これらが両方重なった時は、それぞれの影響は小さくても、相互作用で焼損に至ることもあるようです(太陽光パネルの焦げ、原因は「影と製造不良」)。
このトラブルはパネルに影がかかるところで起きていたので、影の影響と見たようです。しかしトラブル写真を見ると、明らかにインターコネクタにそって焦げが発生しており、製造不良が強く疑われます。
こうなるとメーカーに交換を要求したいところですが、このパネルは中国製で日本国内に拠点が無く、交換の交渉を中国と行わなければならないため、話が進まないそうです。ただでさえ中国を相手の交渉は難しいのに、この場合は影がかかっているので製造責任と言い切るのは難しく、更に交渉は困難になるでしょう。
ちょっと厄介な問題ですね。今のところ出力にはほとんど影響を与えていないようですが、いずれ影響が大きくなってくる可能性があります。同じような問題が他でも起こってくるでしょうね。多分、泣き寝入りになるのでは・・・。
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