BP(ブリティッシュ・ペトロリアム)というと巨大な石油会社ですが、昔はかなり熱心に太陽光パネル製造の事業をやっていました。パネル事業から撤退したのは2011年だったみたいですね。多分、中国の低価格攻勢に負けてしまったのでしょう。しかしそのBPが再び太陽光発電事業を行うというニュースがありました(英BP、太陽光分野に再参入、パネル製造から発電に戦略転換)。
太陽光発電事業を行うと言っても、Lightsourceという太陽光発電会社に出資するという形で行うので、間接的にはなります。このLightsource社というのは欧州で最大の太陽光発電デベロッパーらしいです。BPは出資と共に役員を2人派遣し、Lightsource社はLightsource BPという名前に変わると言うので、かなり本気です。これから再生可能エネルギーに注目が集まるとはいえ、一度は諦めた事業の関連にまた大きな投資するというのは、やはりパリ協定が効いているのかなぁ。
ただパネル製造には見切りをつけているところは示唆的ですね。パネル製造なんて単純作業で付加価値が低いので、中国のように力づくで進めるところに任せておけば良いという判断でしょうか。だからと言って発電事業がどれだけ付加価値が高いのか良く判らないところもあります。記事ではプロジェクト開発や企業との大口電力契約にノウハウが必要なようなことが書いてあります。そうかも知れませんが・・・。
日本のパネルメーカーはどうするのでしょうね。これ、結構重要な判断のような気もします。
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