小さいながらも自営業で5年やって来て、税理士事務所に入りました。
決算書があり、その中身の大部分は貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)の2つです。
その時の私の感覚では「なぜBSが先に来るんだろう?経営者ならまず足元のPLに興味があるんじゃないか?」と思いました。
まず目先の利益が気になる。当然と言えば当然です。
ただ銀行や投資家から見た時、PLは所詮単年度の結果であり、BSはこれまでの積み重ねです。
BSには借入金・利益剰余金等今までの積み重ねが一目で見れる項目があります。
借入金は勿論借金ですが、それも相手が金融機関なのか?返さなくてもいい社長なのか?
売上が増加していないのに、借入だけ増加すれば資金繰りは悪化します。
利益剰余金や利益積立金は、今までの利益が資本の部に蓄積されます。
また資本金はその会社の原資です。株主が社長であれば、社長の覚悟の現れです。
そんな風に思うととても興味深いBSとPLなのでした。
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