昨日、題記の訴訟で原告が大学の先生によるデータで室温が異常上昇する理論的な立証を行ってきたこと、原告は和解に応じる用意があることを書きました。今回の調査でこれに対する被告の応答まで判りましたので、それを紹介します。昨日、紹介したGoogleマップの現地配置図も再掲します。黄色がメガソーラー、赤が被害者(原告)の家です。
まず、原告からの反射光による室温上昇の理論的な立証に対して、被告は計算が間違っていると反論しました。この辺り内容は複雑で法律的表現も混じっているので、私には吟味できません。ただ、原告側の話の中で、6:45から8:00までパネル反射光が部屋に入る計算を示した後(ここは正しいと思います)に、他の様々なパネルからの反射光の室内入射は11:00頃まで続くと書いてあったところには具体的な根拠が示していなかったので無理があるなと感じました。また、最後に「程度は判らないがパネル反射光は太陽光の直接入射光以上に室温を上げた可能性がある」という表現で「・・・可能性がある」としか言わなかったのは主張として弱いなと感じました。
一方、被告は原告の計算が間違っているので、それに伴う主張は一切認められないと強気でした。他にも原告が示したいろいろな抗議に一つひとつ反論していましたが、原告側の和解の提案に対しては何も書いていなかったと思います。和解と言っても何らかの損害賠償を払うことが条件なので、それだと自分の過ちを認めたことになりますから、応じるわけにはいかないのでしょう。
まだまだこの訴訟は続くのでしょうねぇ。原告は被告からの反論にどのように反論するのでしょうか。この調子だと裁判は来年も続きますね。
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