Asia Super Gridビジョンとは、アジア各国の電力網をつなぐ構想で、ソフトバンクの孫社長が2011年9月に発表しています。もしこれが実現すれば、例えば、モンゴルの土地にある太陽光パネルで発電した電気を日本で使える、ということになります。

スケールの大きな構想であり、「まさかそんなことできるの？」と思ってしまいますが、通信用・電力用と海底ケーブルを敷設する技術はあるため、おそらく政治的な問題がクリアできれば、将来的には可能なことなのだろうと推測します。

しかし、まずは国内ですよね。例えば、九州や東北の電気を東京で使うことができれば、エネルギーを効率よく活用できます。このあたり、具体的にはどの団体が議論を進めており、どの段階にあるのでしょうか。

おそらく相当の長い時間をかけて、日本国内⇒アジア⇒世界？へと電力網が整備される可能性があるかと思われます。発電事業者は、かなりの価格競争に巻き込まれることを示唆しており、今後の動向を見ていきたいと思います。

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