九州電力などから始まったらしい昼間の電気が安いプランも、2025年4月1日から中部電力にも導入がはじまった。これが中部電力の昼とくプランだ。このプランと昼間稼働する「おひさまエコキュート」と太陽光発電を組み合わせることで、お得になるというのが電力会社の説明だ。
一見すると卒FIT後にエコキュートを昼間稼働した人にとっても同様にメリットがあるようにも見えるが、電力会社としては「太陽光発電を保有しているお客さまは・・・売電収入の減少につながる可能性があるため、最適な料金メニューとならない場合がございます」とリスクを強調したような内容になっている。
太陽光発電とおひさまエコキュートを設置した人に、このプランをおすすめするのかとおもいきや、導入したとしてメリットがあるかどうかは人によるので、自分で判断してください、というような厄介なプランのようである。
詳しくみると、この昼とくプランには、問題があるようで、安いのは平日のみで、土日は安くなっていない。夏・冬もやや割高に設定されている。これはなぜなのだろうか?日本卸電力取引所のJEPXでは、土日のほうが安いのではないだろうか?それならば土日も安くてもよいはずだが・・・
ところで、エコキュートは、動き出したら連続運転で、余剰電力が発生したときだけ動かしたり、曇ってきたら止めたりという制御は難しいようだ。ユーザーとしては、余剰電力を計測しながら、エコキュートの消費電力を制御してほしいところだが、現実にはそうなっていない。
最近のエコキュートの取説などをみると、天気予報などを参考に稼働させる時間をエコキュート側も調整する機能を最近では持っている。しかし、あくまで天気予報ベースなので、稼働時間を数時間前後することはできても、急に雲がきて発電出力が低下しても、エコキュートを止めることまではできないようだ。
昼とくプラン導入時の説明によると、「中部エリアでは、太陽光発電などの再エネの導入拡大に伴い、需要が少ない春・秋の昼間を中心に電力の供給量が需要量を上回る状況が発生しており、電力の安定供給を維持するために、再エネの出力制御が増加しております。」との記載があり、出力制御抑制のためのプランに見える。
にもかかわらず、太陽光とおひさまエコキュートを導入し、昼とくプランに契約した消費者にとって、経済的メリットがあるように感じられないのは一体どういうわけなのだろうか?
昨今は料金プランも百花繚乱状態で、設備もプランも何を選択すればよいのか、実に難しい時代になった。




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