最近、日本の国債や経済について調べていました。
大西つねきさんだったりMMTだったりで調べていて、ふと気が付いた事があります。
世の中、「実感するお金」と「実感しないお金」があって、「実感」があるかないかで人の感じ方は全く違うと言う事です。
まぁ~当たり前なんですが、正直私は大学時代から簿記に触れ税理士事務所に勤務したり株式投資のファンダメンタル(つまり決算書を元にした投資)に触れて来たので、文字や書類上にしかない「実感しないお金」に触れる機会は多少多かったと思います。
それに対して、25歳からたこ焼き屋を経営していた時、天気の悪い日の売上が少ないととてつもなくメンタルに堪える「実感するお金」を感じていました。
荒天で8坪の店に一人でいると、本当にこの世で私しかいないんじゃないか?
みんなは大企業(少なくとも話し相手がいる)に行っているのに、私は一人で何をしているんだろう?と人生の迷子になっていました(笑)
そういう環境で36歳になり他の人と話していて、「実感しないお金」を意識しない人が多いのかな?と思ったのが正直な感想です。
では「実感しないお金」とは何か?
一例として、「損益」「減価償却」「資本金」「借金」「担保評価・不動産評価」であり、それらは「経営判断」や「家族の理解」「金融機関の見方」に大きく影響している気がします。
例えば「損益」ですが、ほとんど私も含めて「損益」を「キャッシュフロー」で判断していると思います。でその差は借入の返済と減価償却が関わって来ます。
実感は「キャッシュフロー」「返済額」に対して、実感しないものは「損益」「減価償却」となります。
怖いのは月に20万の売上に対して返済が15万キャッシュフローが5万円だとしても、損益は儲かっていない事があり得ると言う事。
「儲かってるの?」と言う会話が「売上」なのか「キャッシュフロー」なのか「損益」なのかで全く話が違います。会計的には「損益」ですが、普通の会話では「売上」の話をしている事はよくあります。
特にこの話は「収入」と「手取り」位しかない一般的なサラリーマンや専業主婦には更に伝わりにくい・・・。
借金に対する考えも、高級車をカーローンで買った場合は月3万の支払が「実感するお金」に対して、太陽光を屋根に付けてソーラーローンを組み同額の月3万円の支払のローンを組んだとしても売電が月4万円あれば、「実感するお金」は1万円のプラスとなります。
だから例え同額の返済に対する借金でも「実感するお金」によって本人の気持ちも理解も変わるし、実感するお金がマイナスしか知らない人(カーローンや住宅ローンしか組んだことない人)に対して、太陽光等の様にプラスの借金を話しても理解はなかなか得られないですね。
全ては「実感」がないからだと思います。
「実感」が無ければ、「実感する」のが一番話が早いかもなと思います。
またゲーム会でもやろうかな?
また先日、金融機関から「固定資産評価証明書」を取る様に言われビックリしました。
私が300万円で買った群馬の土地が何と・・・
51430円でした・・・。
まぁ~太陽光の土地なんて資産価値のないのは当たり前なんですが、私にとっては「300万円の土地」なんです。
これなんかも「実感」の有無かなと思いました。
金融機関からしたら51430円の土地でしかなく担保価値も51430円なわけです。この取引は300万円の預金を51430円の価値しかない土地に交換する取引であり、294万8570円のマイナスとなる取引です。
この取引を行った会社の資本の部で考えるなら資本金が100万円なら、会社全体で194万円マイナスの会社となり、資本金が1000万円なら706万円プラスの会社となります。
当然資本金100万円の会社には追加融資は出来ませんが、資本金1000万円の会社には追加融資は出来るかもしれません。
※まぁ~判断は金融機関によりますが。
誰でも「実感するお金」を最も実感しながら生きていると思いますので、「実感しないお金」を意識する事でまた違った見方があるのかな?と思いました。
抽象的で感覚的なので「意味わからない」かもしれませんが、生暖かく見守って下さい(笑)
ではでは。
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