こちらは、もう10年も使い続けている除草剤噴霧器です。乾電池仕様ですが、現在はニッケル水素充電池に置き換えて使用しています。
防草シートのおかげで除草剤の散布は部分的に済むため、今のところ、5Lタンクの小型タイプでもそれほど不便を感じているわけではありません。ただ、電池の充電がやや面倒なこともあり、今回はモバイルバッテリーで動作するように改造してみることにしました。
ところが、実際にやってみると、そう簡単にはいきません。
まず考えたのは、USBの5V出力を9Vに昇圧するケーブルを使う方法です。しかし、USBの5V・2Aを昇圧するとなると、出力は9V・1A程度にとどまります(※1)。
そこで次に、USB PDの9V出力を利用し、直接9Vを取り出せる「トリガーケーブル」を試してみました。これなら、3A程度の電流を取り出すことができます(写真の状態 DCジャック取付済)。
これで、最初は問題なく9Vが出力され、乾電池9V仕様の噴霧器も元気よく噴射します。
ところが、手元のスイッチをいったんOFFにしてからONにすると(※2)、噴霧器が動かなくなってしまいます。
どうやら、USB PDでは、接続先の機器とのネゴシエーション(電圧や電流などの条件を決めるための通信)が成立して初めて9Vが出力される仕組みのようです。そのため、いったん9V出力が確立したあとに電源を素早くON/OFFするような使い方には対応できないようです。今回の用途では、これは大きな問題です。
というわけで、ここで計画はいったん頓挫してしまいました。
※1 乾電池で動作テストをしたところ、消費電流は1A前後。昇圧ケーブルの出力電流が1A程度では、動作しない可能性があります。
※2 この噴霧器は安価なグレードのため、噴射を一時停止するためのレバーコックがありません。そのため、噴射を一時的に止めるには、手元のスイッチで電源をOFFにする必要があります。
- « 前の記事へ






コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。