太陽電池の効率が高温になると低下するのはよく知られていますが、原因が何かは調べたことがありませんでした.
なんとなく電気抵抗が上昇してロスが大きくなるのかと考えていましたが、数十度の温度変化でシリコンの抵抗が変化することはないはず.調べてみると、温度が上昇しても抵抗はほとんど変化せず、電流は逆に増加します.低下するのは出力電圧のみ.
電力は、P=VIですが電流Iが多少増加するものの電圧Vの低下が大きく、出力電力が低下します.
高温で出力電圧が低下するということは、低温時よりも容易に電子が外に出て来られることを意味します.容易に出て来られるということはエネルギーを持っていないことになります.
物理現象と人間社会は似ていると言われますが、甘やかされて社会に出てくるとメンタルが弱く苦労します(高温).
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