太陽電池パネルの材料となる半導体には大きく分けて
シリコン系と化合物半導体系の2種類あります.
化合物半導体系は、その名の通り2種以上の原子が
混ざった物です.どちらも単結晶、多結晶があります.
太陽電池では、どちらも利用されていますが、LED
(発光ダイオード)やレーザーは化合物半導体のみ
です.なぜならシリコンでは光らないからです.
なぜ光らないか、その原因は結晶構造にあるのですが、
その結晶構造から光らないことは理論的と説明されて
います.
化合物半導体太陽電池は効率が50%を超えており、
シリコン系の2.5倍なので同じ価格なら収益倍増ですが、
数枚でも個人ではとても買えないくらい高いので残念
ながら使えません.幸いにもシリコンは太陽電池として
は立派に働いてくれるので太陽光発電が出来ます.
単一材料の方が結晶構造がきれいで良く発電しそうに
思うのですが、結晶中を電子のエネルギーでみると化合物
系半導体の方が美しい形をしています.
大量にある安価なシリコンは光らず発電効率も悪く、希少な
材料は発電効率が高い.世の中上手く出来ているものです.
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