※登場人物
・私:マンションの代表理事
・女性:管理事務所職員
・男性:近隣でパスタ店を営む60歳前後の男性
先日、管理事務所の女性職員から連絡が入った。
「少し困っている方がいまして…」
事情を聞くと、近隣でパスタ店を営んでいる男性が、
マンションの避難経路にバイクを止めているという。
当然そこは駐車禁止エリアだ。
火災などの緊急時に住民が避難する通路である。
管理事務所としては、当然「止めないでください」と伝える。
しかしその男性、なかなか引き下がらない。
声が大きく、相手が弱い立場だと威圧するタイプのようで、
女性職員に対して強い口調で詰め寄ったらしい。
理由はシンプルだった。
「コインパーキングに止めると200円かかる。」
だからここに止めさせてほしい。
これが相手の主張だった。
確かに200円。
毎日のこととなれば負担に感じるのかもしれない。
ただ、ここは避難経路だ。
ルールとして認めるわけにはいかない。
女性職員に任せたままでは負担が大きいと判断し、
私が直接話をすることにした。
電話口の向こうから聞こえてくる声は、やはり大きい。
「なんでダメなんだよ」
「他にも守ってない人いるじゃないか」
感情が前に出ているのがよく分かる。
こういう時、丁寧すぎる言葉は逆効果になることが多い。
私はあえて少しトーンを変えた。
「文句あるなら、職員じゃなくて俺に言ってください。」
まずは責任の窓口をはっきりさせる。
相手は少し勢いが落ちた。
そこで、相手の言い分も一度受け止める。
「コインパーキング200円か。
毎日だと大変だよな。
駐禁切符なんか切られたら、もっと痛いしな。」
相手の事情を理解していることは伝える。
ただし、次の言葉ははっきり言った。
「でもな、そこ避難経路なんだよ。」
「俺の立場で『止めていい』とは言えない。」
しばらく沈黙が流れた。
そして私は続けた。
「ただ、バイクを置く場所が本当に無いなら、
どこか別の場所が確保できないかは考える。」
「だからルールは守ってくれ。」
完全に突っぱねるわけではない。
しかし線は越えさせない。
結局、話はそこで落ち着いた。
避難経路への駐車はしない。
バイクの置き場所については検討する。
そんな形で決着した。
今回改めて思ったのは、
クレームの多くは正しさではなく感情で動いているということだ。
そしてもう一つ。
相手が威圧してくる場合、
ただ丁寧に対応するだけでは収まらないこともある。
時には責任ある立場の人間が前に出て、
少し強めに境界線を示す。
それが結果的に、
一番穏やかな解決につながることもあるのだと思う。
世の中には色々な人がいる。
事業でも、地域でも、
人と関わる以上トラブルは避けられない。
それでも、冷静さだけは失わない。
今回の出来事は、
そんなことを改めて考えさせる一件だった。
でわでわ。ほなさいなら
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