世界のエネルギーが通る細い首 ― マラッカ海峡という地政学(3)

(カテゴリ: コンサル, 太陽光)

第三部

日本にとって本当のリスク

日本はエネルギー資源のほとんどを輸入に頼っています。

そして中東から運ばれる原油は

ホルムズ海峡
を抜けたあと
ほぼすべてが

マラッカ海峡

を通過します。

もしこの海峡が止まればどうなるか。

船は

ロンボク海峡

スンダ海峡

といった別ルートを通る必要があります。

しかしこれらの航路は

  • 距離が長い

  • 船の制限がある

  • 航行条件が厳しい

という問題があります。

結果として

  • 輸送コスト上昇

  • タンカー不足

  • 原油価格上昇

という連鎖が起きます。

このように考えると、日本にとって
エネルギー安全保障とは単に

「原油を買えるか」

ではありません。

「原油が通る道が守られているか」

という問題なのです。

そしてそれは同時に

  • 再生可能エネルギー

  • 国内エネルギー

  • 電力の自給

といった議論にもつながります。


結び

海峡は地図の上ではただの細い線に見えます。

しかしその細い線の上を、
世界経済の血液とも言えるエネルギーが流れています。

もしその流れが止まれば、
世界経済もまた止まります。

だからこそ、私たちは考えなければなりません。

エネルギーの未来とは、
単に「どこから買うか」ではなく

「どこまで自分たちで生み出せるのか」

という問題なのだと。

世界の海峡に依存する社会から、
少しずつでも自立したエネルギー社会へ。

その視点こそが、
これからの時代に求められているのではないでしょうか。

 

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