北海道のオホーツク側は例年に無いくらい積雪量が少ない状態で推移しておりますが、発電は年末にピンポイントで降った雪の影響をモロに受けてしまっています。
雪の日以外は晴天が多いのですが、放射冷却現象によってとにかく気温が低いのです。これによって何が起きるかと言うと、晴天でもパネルの上の雪が全く落ちず結果発電は微量になってしまうのです。連日最低気温はマイナス20度、最高気温もマイナス5度程度のオンパレードです。
そこで、自作の雪下ろし道具を作成してパネルの雪下ろしを行ってきました。
地上高1.5mでパネルは縦置き2段の北海道の分譲太陽光ではオーソドックスな設計ですが、やや高さがあるためホームセンターで売っている旗用の伸縮ポールとRV車用の伸縮スノーブラシを組み合わせて見ました。といっても大した作りでは無くスノーブラシのおしりのプラスチック部をドライバーで外して、旗用ポールの片側に30cmほどはめて、ドリルで下穴を開けて2箇所ビス止めした単純な仕組みです。これで最長3.5mほどになりますが、マックスまで伸ばすと安定感に欠けるので3mほどで使用しています。
ポイントは極力パネルを割らない、傷つけない、軽量で、ある程度の耐久性がある構造であることです。パネルは1箇所でもガラス面に傷が入るとそこから簡単に全面にヒビが入ってしまいます。せっかく収入を増やすためにやってもパネルを破損させては意味がないので、自己責任のもと慎重に行わなければなりません。(自損は保険の対象外です)
難点はスノーブラシ部がコンパクトなので2セル程しか幅が無くパネル一枚綺麗にするのに3回は二の腕シェイプする必要があるのです。それを延々と繰り返す事約2時間でやっと低圧過積載一基終わる感じです。そして近場の発電所にはしごしてまたまたひたすら二の腕シェイプするのです。翌日腕パンパンになりますが、やってる間はお金にもなる、ダイエットにもなると自分に言い聞かせて無心で体を動かします。雪はパネル面にガッチリくっついてしまっているのでそこまでシビアに落とさなくても、光が透過する程度にしてやると翌日晴れていれば溶け落ちてくれます。
今期でカウントすると既に3回雪下ろしを行なっていますが、100kw程の設備あたり既に1000kwくらいの差が生まれているのでやる価値はあるかと思います(暇人限定)
まわりの発電所が雪で発電していない中、自分のだけモリモリ発電してくれてると嬉しいです。反面雪下ろししなくても雪が落ちているのを目撃すると凹みます。
2月中旬以降は日中の気温が上がるので、雪下ろしせずとも勝手に落ちるようになりますが季節限定のダイエットイベントだと思って利回り向上に努めたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
ハマサキさんの発電所の雪の量見てビビっちゃいました
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