第二部
光ファイバーと素材の力
光ファイバーとは、光を使って情報を送る通信ケーブルです。
従来の通信は電気信号を使っていましたが、光ファイバーでは光を利用します。光は電気よりもはるかに高速で、大量の情報を長距離にわたって送ることができます。
構造はシンプルです。中心には「コア」と呼ばれるガラスの芯があり、その周囲を「クラッド」というガラス層が包み込み、外側を保護材で覆っています。
このガラスの原料となるのが「石英(シリカ)」です。光ファイバーの性能は、この素材の純度によって大きく左右されます。
世界でも高純度の石英として知られている地域の一つが北欧です。特にスウェーデンの鉱石は、不純物が少ないことで知られています。
こうした原材料は世界中から調達されます。その供給ネットワークを支えているのが日本の総合商社です。
例えば
三井物産
三菱商事
といった企業は、資源開発から素材供給までのグローバルネットワークを持っています。
素材、加工技術、そして供給網。この三つがそろって初めて、世界最高水準の光ファイバーが生まれるのです。
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