円はなぜ下がり続けるのか?― ドル依存が生む“見えない円安構造” ―(2)

(カテゴリ: コンサル, 太陽光)

第二部:円安はなぜ起きるのか(構造の正体)

現在の国際金融の中心はドルです。

その起点となったのが、ブレトン・ウッズ体制であり、
さらにリチャード・ニクソン以降は、石油と結びつくことでドルの地位は維持されてきました。

この中で、日本の円はどのような立場にあるのか。

ここに「円安の本質」があります。

日本はエネルギー資源の多くを輸入に頼っており、
その決済は主にドルで行われます。

つまり、日本企業はエネルギーを買うために、必ずドルを必要とします。

その際の実際の流れはこうです。

① 日本企業が円を用意する
② その円を市場でドルに交換する
③ そのドルでエネルギーを購入する

この②の取引、
すなわち「円を売ってドルを買う」という行動が、日常的に発生しています。

そして、

・エネルギー価格が上がる
・輸入量が増える

こうした状況になるほど、ドルの必要量は増え、
結果として円が売られる量も増えていきます。

これが、円安の構造的な圧力です。

つまり円安は、

・投資家の思惑だけで動くものではなく
・日本のエネルギー依存という“現実”から生まれている

という点が重要です。

さらにここに、日米の金利差が重なります。

金利の高いドルに資金が流れ、
低金利の円は売られやすくなる。

こうして、

「エネルギー構造 × 金利差」

この二つが重なり、円安は加速していきます。

 

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