【実例公開】フリマアプリの「本人確認が必要です」は最も危険なフィッシング詐欺です
出品中に「質問が届きました」と通知を見て開いたら、「yahoo support」や「運営事務局」を名乗る本人確認の案内があった――。このケースは現在、メルカリやヤフーフリマで急増しているフィッシング詐欺の典型です。本記事では実例、公式が警告している手口、そして被害を避けるための具体的な対処法を、分かりやすく解説します。
目次
- 実例:私が受け取った「本人確認」を装う詐欺メッセージ
- 公式情報で報告されている主な詐欺手口
- 詐欺を見破るための3つの鉄則
- 不審メッセージを受け取ったときの具体的対処法
- まとめ(必ず守るべきポイント)
- 参考・公式リンク
1. 実例:私が受け取った「本人確認」を装う詐欺メッセージ
実際に届いた文面の典型例は次の通りです。
- 件名・冒頭:「【重要】アカウントの安全性の確保について」「緊急通知」
- 本文の誘導:「アカウントの安全性を確保するために現在お客様の本人確認手続きが必要となっております。期日までに(確認ページへアクセス)…」
狙いは偽サイトへの誘導です。誘導先でID・パスワード、クレジットカード番号、本人確認書類の画像などを入力させ、情報を盗み取ります。
2. 公式情報で報告されている主な詐欺手口
フリマ運営が注意喚起している典型的な手口は以下のとおりです。
- アカウント制限や凍結を装う:「利用制限がかかっています。こちらを確認してください」などと急がせる。
- 本人確認の再提出を要求:公式を偽装したログインページへ誘導する。
- ポイント・クーポンを偽る:「ポイント差し上げます」などでクリックを誘導する。
- 利用規約を引用して専門的に見せる:難解な言葉で混乱させる。
共通点は「公式が絶対に利用しない連絡手段(商品ページの質問欄・コメント欄)」である点です。これが届いた時点で詐欺と考えて良いでしょう。
3. 詐欺を見破るための3つの鉄則
鉄則①:通知場所がおかしい(最重要)
運営が重要な連絡をする場合、通常はアプリ内のお知らせタブか、登録メールアドレスへの公式メールのみです。質問欄やコメント欄で「運営」を名乗る通知は詐欺です。
鉄則②:日本語に違和感がある
不自然に長い文や曖昧な指示、敬語や用語の誤用がある場合は要注意です。公式は文面を慎重に作成しており、焦らせる語調をそのまま使いません。
鉄則③:ログイン情報やカード情報を再入力させる要求
正式な運営は、ログイン済みのアプリ上で再入力させることは基本的にしません。外部リンクでID・パスワードやカード番号の入力を求める場合は詐欺の可能性が極めて高いです。
4. 不審メッセージを受け取ったときの具体的対処法
① 絶対にリンクをクリックしない
リンクは最初の攻撃ポイントです。どんな文面でもクリックしないでください。
② アプリを一度閉じ、公式のお知らせを確認する
アプリを再起動して「お知らせ」や公式の通知履歴を確認します。公式に同様の案内がない場合は偽物です。
③ メッセージのキーワードで検索して事例を確認する
「メルカリ 本人確認 詐欺」などで検索すると同じ文面の事例が出てくることが多く、冷静になれます。
④ 運営に通報する(スクショを添えて)
悩ましい場合は運営への問い合わせが確実です。スクリーンショットを保存しておくと運営側の調査がスムーズになります。
5. まとめ(必ず守るべきポイント)
- 質問欄・コメント欄で「運営」を名乗る連絡は、ほぼ100%詐欺と疑う。
- リンクを踏まず、まず公式のお知らせ・ヘルプで確認する。
- 不審なメッセージは通報して他のユーザー被害を防ぐ。
フリマアプリ利用時は便利さと同時に詐欺リスクも存在します。焦らず、公式ルートで確認する習慣をつけることで被害を大幅に減らせます。
参考・公式リンク(確認用)
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