先日、東京・大田区のアパートで発生したニュースが目に留まりました。モバイルバッテリーから出火し、住人の女性が軽傷を負ったという火災です。リチウムイオン電池問題を改めて痛感させられます。
人ごとではない。そう感じた私は、ある「決断」をしました。
迫りくる夏。高温環境下のバッテリーは「時限爆弾」
今のところ、私の環境ではモバイルバッテリー関連のトラブルは起きていません。しかし、これから季節は夏へと向かいます。日本の夏は年々過酷さを増しており、閉め切った室内や、直射日光の影響を受ける場所の温度上昇は、精密機器にとって致命的なリスクとなります。
特に私が懸念しているのが、監視カメラの通信用に使用している「バッテリー内蔵型」のモバイルルーターです。
本来、持ち運びを前提としたこれらのデバイスは、常に電源に繋ぎっぱなしで運用することを想定していません。ましてや、高所や熱の逃げにくい場所に設置されたルーターが、夏場の熱にさらされながら充電と放電を繰り返す状態は、まさにリスクの塊と言えるでしょう。
「高所作業」の手間より、「火災」のリスクが遥かに重い
もちろん、ルーターを交換するのは簡単ではありません。
- 高所にある設置場所での交換作業
- ネットワーク構成の変更に伴うカメラ側の再設定
これらを考えると、正直なところ「面倒だな」という気持ちがゼロではありません。しかし、もし火災が起きれば、カメラはおろか建物そのものを失いかねません。そのリスクに比べれば、数時間の高所作業や設定の手間など、微々たるものです。
「備えあれば憂いなし」という言葉通り、最悪の事態を招く前に、物理的に「燃える要素」を排除することにしました。
バッテリーレス機への移行と、SIMの適合性テスト
今回導入を検討しているのは、バッテリーを一切搭載しない「バッテリーレス」の据え置き型ルーターです。これなら、熱による膨張や発火の心配はほぼありません。
ただ、一つだけ懸念点があります。それは、現在使用している「LinksMate」のSIMカードが、検討中の端末の動作確認済みリストに含まれていないことです。
Docomo回線を利用しているSIMなので、理論上は問題なく繋がるはずですが、通信機器には相性というものがあります。いきなり全台分を購入して「全滅」するわけにはいかないため、まずは1台だけ購入して検証を行う予定です。
もしこれで無事にリンクが確立できれば、残りの1台も交換し、安全な運用体制を整えようと考えています。
安心を「仕組み」で作る
モバイルバッテリーは便利ですが、その利便性は「正しく安全な環境で使うこと」が前提です。監視カメラのような24時間365日の稼働が求められるシステムにおいて、バッテリーはもはや不要なリスクでしかありません。
皆さんの周りでも、「電源に繋ぎっぱなしの古いスマホ」や「パンパンに膨らんだバッテリー」はありませんか?本格的な夏が来る前に、一度その「火種」を見直してみることをおすすめします。
- « 前の記事へ









コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。