再エネ事業者目線で見た台湾 

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12月初旬に台湾に行ってきました。観光目的ですが、太陽光発電始めてからは、旅先では発電事業者の目線も持って歩き回ることにしてますので、今回見たこと思ったことを、それを中心に書いてみたいと思います。

まず、台湾ではあまり太陽光パネルを目にしません。写真は嘉義駅前のホテルから撮ったもの。パネルを載せた建物が全然見えない。日照のいい台湾南部なのに・・・。郊外に行っても野立てはひとつも見ませんでした。方や、大型物流倉庫や工場の屋根には概ねびっしりとパネルが乗ってます。やるときは高圧メガでどんとやるということですね。緯度が低いので角度付ける必要もないでしょうし、南も北もあまり関係ない。これはうらやましいです。

今回の旅行で一番目を引いたのは電動バイクショップがあちこちに出来ていたこと。あとバッテリーサブスクのGogoroのバッテリーステーション。2019年に台北行った時は全く目にしませんでした。台湾の電動化はスクーターから確実に進んでいるなと実感しました。ただ、狭い道で後ろから音もなく通り抜けられるとちょっとドキッとします。

道がそれますが、台湾の人は古い建物や施設をリノベして活用するのが上手いですね。最近では台中の古い眼科病院をリノベしてお菓子屋さんにしたのが日本でも話題になりました。このような例は台湾では大小の差はあれど数えきれないくらいあります。日本はスクラップ&ビルドに走り過ぎに感じます。で、その関連で今回訪ねたのは嘉義県太保市にある台湾製糖蒜頭工廠。工場はだいぶ前に操業を止めてしまたのですが、工場施設は取り壊さずインダストリアル系観光スポットとして今に至ってます。サトウキビを運搬していた軽便鉄道も観光用にリノベ。昨年10月にはなんと高速鉄道嘉義駅にまで延伸してしまいました。同時にエアコン完備の新型客車も導入。ただし走行速度は時速5キロくらい。台湾一速い列車から台湾一遅い列車へのお乗り換えでございます。

さらに道がそれますが、写真の女性、台湾の歌手シンデイー・ワン。20年くらい前のヒット曲がここ最近になって再ブレイク。大陸も巻き込んで中華圏中年男性は「病狂」状態だそうで。桃園空港に降り立ってこの広告を見た時に「ああ、台湾に来たんだな」と思った私もなかなか「病狂」状態。パソコン画面の前で踊りはしませんが。

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