前回までの方向としては、太陽光発電の発電量を遠隔監視させるために、パワコン出力(3相、200V)の出力電圧と電流を測定するための計測器を作ろうとしているのでした。マイコンRX220とそのADCを動作させることはできて、そこにCTセンサと電圧センサをつけて電力計測をしないといけない、という状態でした。さらにはネットにもつながないといけないのでした。
さてそうこうしているあいだに、当方の太陽光発電施設は連係を開始してしまいまして、遠隔監視装置が全然間にあってない状況です。やはりお金を払って遠隔監視サービスを受けるとか、パナソニック製などの既製品の多回路エネルギーモニタを含む一式などを買うのが確実、というものですね。とはいえ趣味と実益をかねてMAKEを続行します。
そういうことで、パワコン出力の電力計測は優先度を下げて、、早くネットにつないで全体としての動作確認もしたいので、監視カメラをつけることを考えます。何を監視するかというと、東京電力殿が取り付けてくれた電力計です。
メーターの数値をカメラで監視するという、なんとも得も言われぬ、ローテクとハイテクが同居した趣になります。しかしまあ取り急ぎ遠隔監視できることにはなるし、はやくネットとつなぐところを作って試せる、という大きな意味があります。
ところで、いまどきなら、電力計がネットとつながっていてもよさそうなものですが、そうではないのですね。
ということで監視カメラを設置します。これもネットで探すと何十万円もするので既製品はやめます。ラズベリーパイとUSBカメラを使います。 (ネットとの接続はあとで)
- ・Linuxボード: Raspberry Pi2 Model B (約5,400円)
- ・カメラ: Logicool HD WEBCAM C270 (約1,700円)
テレコンバーターなどの光学系と、屋外設置を考慮したケースが今後必要になると思いますがおいおい考えます。
<<ラズベリーパイ2立ち上げ>>
1.電源5Vの配線を追加しました。microUSB端子を利用すると壊れそうなほどアンバランスなので。(2.の写真を参照)
2.microUSB端子に電源供給する場合
右上に生えている白いケーブルが、電源供給用のUSBケーブルです。
(この方法は使わない)
3.種々設定とWindowsマシンからのssh接続
このあたりの設定はWebをさがすと山のようにありますので省略します。
Teratermからssh接続した様子を示します。
次はカメラをつなげてみます。
ではまた。
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