顧客からの価値は、大まかには、以下の3つだけです。
〇安い(安価)
〇早い(短納期)
〇上手い(高品質)
逆説的には、これらを産み出せて初めて、顧客目線では価値がある
と思うお話。
私の知っている、とある施工会社のホームページを見たところ、
自社の優位性として、「自社施工」を謳っていました。
字ずら通りの印象では、、
〇他社にスルーパスしないので、キチンと作ってくれそう
〇自社で作る技量がありそう
となるかと思います。
私も、何も知らない状態では、
期待値としては、そう思うと思います。
ですが、この会社の実情は
〇価格は、他社にスルーパスする会社と同等
〇技量は、この会社の実際の案件を見る限り、、(苦笑)
なんですよね。。
私のこの会社に対する評価:
〇価値を提供することなく間に入って中間搾取はしないけど、
代わりに、従業員からピンハネする会社
〇技量無いのに外銭ケチった上、
低品質なものを顧客に提供する会社
です。
ここから得られる知見としては、
〇期待値は期待値であり、事実では無い。
〇なので、期待値には裏取りが必要
な感じでしょうか。
「自社施工」を価値として顧客アピールするなら、
〇並の品質のものを、安く顧客に提供
〇高品質のものを、並の価格で顧客に提供
本当は両方満たして欲しいですが、
最低限、どちらかは満たすべきでしょう。
でなければ、
ただの「ペテン会社」、というのが私の評価です。
嘘はついてないですが、勘違いを想起させる「腹黒会社」。
嘘はつかず、ただ連想させているだけなので、
騙される方が悪いと言えなくもないですが、狡猾な存在ですね。
期待値は、自分なりに、裏取してくださいね。
参考になれば幸いです。
kozoさん
コメありがとうございます。
「木を見て森を見ず」
というより、
「直接効くものと、間接的に効くものを見分けること」
「事実と、推測は違う(混同はNG)」
ってとこだと思っています。
会社員生活で外注時の契約で、
「再委託はNG」
を謳うケースは多いですが、
その契約自体は手段であり、
目的は何で、目的を達成するためのマネジメントが必要
ということと似ています。
(再委託NGの場合は、セキュリティ対策も含みますが)
特に役所の皆さんは、すぐ手段が目的化してしまいますが。
エリサラの下位グループ
(一流企業に所属するが、その集団では平均以下のヒト達)
もそうですが。
おじさん達がよく口にする(我々もおじさんですか・・・)、「木を見て森を見ず」的な感じですかね。自社施工が大事なのではなく、アウトプットされた結果が大事なんですが、しかしながら、経験が浅いと陥りがちな罠です。究極言ってしまえば、外注でも価格が安くて、品質が良ければOKです。まあ、外注はその可能性が低くはあるのですが・・・。