【保存版】3月の確定申告では手遅れ?東電ポータルから消える「廃棄費用積立金」の調べ方と計算術

(カテゴリ: 申告 手続き 税金)

【保存版】3月の確定申告では手遅れ?東電ポータルから消える「廃棄費用積立金」の調べ方と計算術

太陽光発電(事業用)オーナーの皆様、確定申告の準備は進んでいますか?

「3月になったし、そろそろ去年の売電実績を東電のポータルからダウンロードしよう」

……そう思ってログインしたあなたを待っているのは、「前年1月・2月のデータがどこにもない」という絶望的な現実かもしれません。

今回は、東京電力の仕様が生む「確定申告の罠」と、消えてしまった廃棄費用積立金(源泉徴収的な天引き)をどうやって正確に割り出すのか、その具体的な計算方法と対策を徹底解説します。

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1. 東京電力「12ヶ月の壁」:3月のログインはすでに手遅れ?

東京電力のWebサービス「購入実績お知らせサービス」には、非常に厄介な仕様があります。それは「実績データの閲覧・ダウンロード期限は過去12ヶ月分まで」というルールです。

  • 3月に確定申告を始めた場合: 画面に表示されるのは「前年3月〜当年2月」分のみ。
  • 消えるデータ: 前年の1月・2月分の実績PDFがリストから消滅します。

事業用太陽光の場合、通帳に振り込まれる金額は「売上」そのものではありません。2022年7月から始まった「廃棄費用積立金」が1kWhあたり一定額(例:1.4円など)差し引かれた「手取り」です。

このPDFが手元にないと、正確な「総売上」と「差し引かれた経費(積立金)」を分けることができず、仕訳が止まってしまうのです。


2. 廃棄費用積立金を「逆算」で導き出す計算シミュレーション

もし1月・2月分の明細を保存し忘れた場合、通帳の入金額から逆算して計算することは可能か? 結論から言えば、計算自体は可能ですが、1円のズレも許されない確定申告においては不可能です。

逆算の基本フォーマット

まず、ご自身のFIT単価と、その年度の廃棄費用積立金単価(10kW以上であれば一律)を確認してください。

太陽光発電ムラ市場

廃棄費用積立金の逆算シミュレーション

もし1月・2月の明細が手元になく、通帳の振込金額(手取り)しか分からない場合は、以下の数式をメモ帳やExcelに貼り付けて計算してください。

■ 逆算の基本公式(コピー用)

  1. 売電量(kWh) = 振込金額 ÷ (FIT単価 - 積立金単価)
  2. 積立金額(円) = 売電量(kWh) × 積立金単価
  3. 本来の売上高(円) = 振込金額 + 積立金額

【実例】計算機に入れる数値のセット

ご自身の契約内容に合わせて、以下の数値を当てはめてください

  • 振込金額: 34,380円(通帳の記帳額)
  • FIT単価: 39.6円(税込)
  • 積立金単価: 1.4円

 

ステップ1:売電量(kWh)を出す

34,380 / (39.6 - 1.4) = 900

👉 売電量は 900 kWh

ステップ2:仕訳に必要な「積立金額」を出す 900 * 1.4 = 1,260 

👉 積立金(源泉徴収分)は 1,260 円

ステップ3:確定申告に書く「総売上」を出す

34,380 + 1,260 = 35,640 👉 総売上高は 35,640 円


💡 確定申告の仕訳メモ

会計ソフトに入力する際は、この形式で入力するとスムーズです。

  • 借方: 普通預金 34,380円 / 貸方: 売上高 35,640円
  • 借方: 長期前払費用(廃棄費用積立金) 1,260円/ 貸方: 売上高 1,260円

 

💡逆算の落とし穴(最重要ポイント)

ただし、この計算には以下の「ノイズ」が含まれる場合があります。

  • 消費税の端数処理: 東電側での切り捨て・切り上げのタイミングにより、1円単位でズレが生じる可能性があります。

よって正確な確定申告はこの計算では不可能です。

 


3. 最終手段

逆算結果がどうしても過去の傾向と合わない、あるいは税務署に根拠を求められた際に不安だという方は、以下の方法をとるしかありません。

 東京電力パワーグリッドへ「実績証明書」を発行依頼する

ポータルで見れない過去のデータは、郵送や電話で「購入実績証明書(年間)」として発行を依頼できる可能性があります。しかし手数料もかかるでしょうし、通知が届くまで時間がかかると思われます。


4. 解決策:来年からは「毎月確認」が必須!

今回のパニックを二度と繰り返さないために、今日から以下の対策を徹底しましょう。

  1. 毎月の「購入実績のお知らせメール」をトリガーにする: メールが来たらその場でポータルを開き、PDFを保存。
  2. 年が明けたらすぐに仕訳を完成させる。

 


5. まとめ:知らなかったでは済まされない「事業主」の責任

廃棄費用積立金は、将来のパネル廃棄のための大切なお金ですが、税務上は「一度売上として計上し、資産(または費用)として処理する」という工程になるらしいです。

「1月分が見れないから、通帳の金額をそのまま売上にしちゃおう」という安易な処理は、売上の過少申告、あるいは経費の計上漏れにつながります。

「東電のデータは1年で消える」

この事実を肝に銘じ、今すぐマイページにログインして、まだ残っているデータだけでも確保してください。

*仕訳に関しては税務署や専門家に、廃棄費用積立金については電力会社へお問い合わせください。

Q.データをダウンロードして保管できませんか。

A.回答

データをダウンロードすることはできません。
必要に応じて、印刷等をしていただき保管いただきますようお願いいたします。
とのことです。
いやせめてせめて、一年分を一括ダウンロード出来るようにしてくれません?
一括保存系のソフトを探してみましたがうまくいかず、
仕方ないので月ごとにwebページを右クリック保存することにしました。(辛い
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