1月からスタートした暗号資産(仮想通貨)投資。 元手は100万円。
威勢よく飛び込んだ矢先、待っていたのは「洗礼」という名の暴落でした。 購入した翌月には続落。マイナス30%という数字を画面越しに見た時、背筋に冷たいものが走ったのを覚えています。
「ああ、これは結局、ただのギャンブルだったんだ……」
そう自分に言い聞かせ、震える手でスマホを閉じたあの日。 しかし、相場とは不思議なものです。
どん底から「-10%」への帰還
最悪の時期をなんとか耐え忍び、現在はマイナス10%程度まで回復してきました。 「よかった、死ななかった」という安堵感がある一方で、投資家としての冷静な(あるいは冷徹な)声が頭の中で響きます。
「もし、この期間に他の堅実な投資信託にでも入れていれば、今頃プラスだったのでは?」
いわゆる「機会損失」の理論です。 プラスマイナスゼロに戻ったところで、失った時間と精神的な摩耗を考えれば、トータルでは負けなのかもしれません。 それでも、当初のプランは「2〜3年の長期保持」。ここでの一喜一憂は、まだ早すぎるのだと言い聞かせています。
ステーキング報酬は「暗号資産版トルコリラ」なのか?
現在の私の心の支えは「ステーキング報酬」です。 持っているだけで増えていく仕組み。暴落分をこの報酬で少しずつ補填し、いつか「持ち出しゼロ」の状態へ持っていければ……。
そんなことを考えていると、ふと一つの不穏なワードが頭をよぎりました。
「これ、結局のところ『トルコリラ方式』なんじゃないか?」
高金利に惹かれて通貨を保有するものの、通貨価値そのものがそれ以上に下落していくという、あの有名な「スワップポイント狙いの罠」。 「金利(報酬)はもらえるけれど、元本が溶けていく」という構図は、確かに少し似ているかもしれません。
トルコリラの皮肉な逆転劇
しかし、ここで面白い事実があります。 世間では「落ちるナイフ」の代名詞のように言われるトルコリラですが、もし昨年7月から「3.6円」付近で保持し続けていたとしたら……?
実は、スワップポイントを含めればかなりの利益を叩き出している計算になります。 「絶対に手を出してはいけない」と言われるものでも、エントリーのタイミングと保持する握力次第では、大化けする可能性がある。
これは、今の私の「暗号資産ガチホ戦略」にも、奇妙な勇気を与えてくれるエピソードです。
2〜3年後の景色を信じて
もちろん、暗号資産と新興国通貨は全くの別物です。 ですが、「暴落に耐え、報酬を積み上げ、反転を待つ」という忍耐のプロセスは、投資の本質に近いのかもしれません。
理論や効率を語ればキリがありませんが、結局のところ、最後に笑うのは「自分の決めたルールを信じ抜いた者」だと信じたい。
震えながら画面を見ていた1月の自分に、「数ヶ月後には少しマシになってるぞ」と伝えてあげたい気持ちを抑えつつ、今日もステーキングの数字が積み上がるのを静かに見守っています。
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