太陽光発電所の雑草対策を「年1回の散布」で終わらせるには、最長9ヶ月の持続力を誇る強力な粒剤の活用が欠かせません。
しかし、気になるのは「散布した後の大雨」ですよね。せっかく高い薬剤を撒いても、ゲリラ豪雨で流されてしまっては意味がありません。今回は、鉄板の2商品に絞り、大雨のリスクを回避する具体的な「定着時間」と散布のコツを解説します。
1. 9ヶ月持続の「最強粒剤」スペック比較
太陽光発電所の広大な面積を1回で、かつ長期間カバーできるのは以下の2商品です。
| 商品名 | 主な有効成分 (特性) | 1箱(5kg)のカバー面積 | 抑草期間 | 特徴 |
| クサノンEX粒剤 | ターバシル・DCMU・DBN | 250㎡〜500㎡ | 最長9ヶ月 | 3種の成分が発芽と成長を多角的に阻害。安定性が高い。 |
| ネコソギトップW/F | ブロマシル・DCMU・DBN | 333㎡〜1,000㎡ | 最長9ヶ月 | 根まで枯らす力が非常に強く、圧倒的な面積効率を誇る。 |
これらの商品は、土壌の表面に強固な「処理層(除草バリア)」を作る能力に長けています。
2. 「散布後、何時間で大雨に耐えられるか?」という疑問
結論から言うと、散布後「3日〜1週間」程度かけて、適度なお湿り(小雨)を吸収しながら土壌に定着するのが理想です。
しかし、急なゲリラ豪雨や梅雨時期が心配な場合、以下の目安を参考にしてください。
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最短の目安:散布後24時間〜48時間
散布直後に土が湿っていたり、数ミリの小雨が降ったりして粒が崩れ始めれば、成分が土壌粒子に吸着し始めます。丸1日〜2日程度経過して「薬剤が地面に馴染んだ状態」になれば、その後の大雨で全ての成分が流されてしまうリスクは大幅に低減します。
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梅雨やゲリラ豪雨への対策:
成分が完全に「処理層」として安定するには数日かかります。そのため、「翌日から数日間、予報が雨(特に激しい雨)」の場合は散布を控えるのが鉄則です。
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砂利敷きの現場:
砂利の下がすぐに固い土の場合、成分が浸透しにくく流亡しやすいため、より慎重に「晴天が数日続くタイミングの初日」かつ「土が湿っている時」を狙うのがベストです。
3. 失敗しない散布スケジュール:2月〜3月が最適な理由
梅雨やゲリラ豪雨の影響を最小限にするには、そもそも雨の激しい時期を避けて散布を終えておくことが重要です。
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2月下旬〜3月中旬: 雑草がまだ眠っており、かつ「春の長雨」が来る前のこの時期に撒いておけば、雑草が動き出す頃には強固なバリアが完成しています。
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散布の黄金律: 「雨上がりの翌日」など土が湿っている時に撒き、その後2〜3日は大雨が降らない予報の日を選ぶ。これが薬剤のポテンシャルを100%引き出すコツです。
まとめ
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年1回の管理で済ませるなら: クサノンEX(5kg)またはネコソギトップW/F(5kg)を選ぶ。
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大雨対策: 散布後、少なくとも24時間以上は激しい雨が降らないタイミングを狙う。
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理想の定着: 1週間かけてじわじわと土に馴染ませることで、9ヶ月間の安定した効果が得られる。
手間とコストを最小限に抑え、ゲリラ豪雨にも負けない防草バリアで、効率的な発電所運営を目指しましょう。
学校のグラウンドのような綺麗に土壌が露出した立地であれば理想的な効果が発揮されるかもしれませんんが、毎年草刈りで対処しているような場所なら、昨年の枯草も残り、この時期だと草花が生え始まっていると思われます。
これをしっかり除去するのは困難だと思われますので、粒剤やるならやるで毎年続けるか、液剤散布か、草刈りを織り交ぜるか、周辺の土地との兼ね合いも大切ですね。
信頼できる出典・根拠
この記事の内容は、以下の公的・専門的資料に基づき精査しています。
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レインボー薬品(ネコソギ販売元): 「よくある質問」にて、散布後の降雨について「散布直後の大雨は成分が流れる可能性があるが、数日経過して土壌に吸着すれば問題ない」旨を記載。
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住友化学園芸(クサノン販売元): 製品ラベルおよびマニュアルにて「散布後の激しい降雨は避ける」よう明記。また、土壌中での移動が少ない(=定着しやすい)成分構成であることを公表。
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農薬工業会(JCPA): 除草剤の土壌吸着と流亡のメカニズムに関する技術解説(土壌粒子への吸着には一定の時間と水分が必要である点)。
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マイナビ農業: プロの農家向け除草剤散布テクニック解説(雨の前後のタイミングについて)。
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