8月下旬なのに地面が見えている 顆粒水和剤を混ぜて散布してみた話

(カテゴリ: 道具)

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8月下旬、雑草がゴリゴリ伸びる季節です。太陽光発電所を管理していると、この時期はまさに草との戦いで、油断すればあっという間に膝丈まで伸びてしまいます。ところが、先月末に散布した発電所の様子を確認したところ、想像以上にきれいな状態が維持されていて、正直かなり驚きました。

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✅ 8月下旬時点でも地面がしっかり見えている状態。ポツポツ残っている草はありますが、この時期にここまで維持できているのは今までになくすごい結果でした。

まるで本格的な土壌処理をガッツリやったかのような仕上がり

下手をすると枯草が積み重なった冬季より土が見えている状態なのでは?

8月下旬というこの時期にしては、まるで土壌処理系の除草剤をガッツリ散布したかのような状態です。ただ、あの手の本格的な土壌処理剤は、広範囲の発電所となると散布作業自体もかなり大変ですし、費用面でも正直キツいものがあります。

今回は、グリホサート系のジェネリック除草剤と「カーメックス顆粒水和剤」を混ぜて、マキタの充電式噴霧器MUS200Dで散布しただけです。手軽な作業量にもかかわらず、想定以上の結果が出たことに、正直一番驚いているのは自分自身です。

実は以前、別の土壌処理剤ではダメだった

実は今回のカーメックスも、最初から絶対的な自信があって使ったわけではありません。以前、別の土壌処理系水和剤を試したときは、正直これといった効果を感じられませんでした。そのため今回も半分ダメ元というくらいの気持ちで試したのですが、結果としてはかなり期待を超えてきました。

そういえば近所の田んぼで、畦畔(けいはん)を草一本生やさずに管理している農家さんがいます。話を聞くと、春先の初手からこういった土壌処理剤を使って維持しているとのことでした。隣接する土地からは常に雑草の種が飛んでくるはずなのに、それでもあそこまできれいに保てているのは、正直すごいことだと今回改めて実感しました。(一番の驚きは畦畔だけでなく一部法面のこれを散布しているようなのですが、崩れないんですよね。 元々をしっかり重機で整地転圧した上で草が生えないように管理しているので、上から落ちてくる水が溜まることなく綺麗に流れ落ちることで崩落を防いでいると思われる。)

なぜこの組み合わせが効いたのか、メーカー資料で確認してみた

せっかくなので、感覚だけで終わらせず、メーカーである丸和バイオケミカル株式会社の技術資料も確認してみました。それによると、カーメックス顆粒水和剤は非ホルモン型・移行性の除草剤で、土壌処理効果によって主要な一年生雑草の発生を長期間にわたり抑制するとされています。単独での散布でも、雑草発生前の処理であれば45〜60日間ほど雑草の発生を抑えられるとのことです。

さらに重要なのが、同じ資料の中で「雑草の生育期や多年生雑草が混在している場合には、茎葉処理剤との同時処理が有効」と明記されている点です。浸透移行性の茎葉処理剤(今回で言うグリホサート系)は雑草の根まで枯らす一方、根が枯れた部分が隙間になり畦畔が崩れやすくなる懸念があるのですが、そこにカーメックスによる新たな雑草発生の抑制効果が加わることで、崩れにくさと省力化を両立できる、という体系処理の考え方が紹介されていました。農業系の資料でもザクサ(バスタ)系+カーメックスの資料は見かけますね。

💡 つまり今回自分がやった「グリホ系ジェネリック+カーメックスの混用散布」は、たまたま結果オーライだっただけでなく、メーカーが技術資料で示している体系処理の考え方に近い使い方だったようです。

出典:丸和バイオケミカル株式会社「畦畔雑草管理の省力化に カーメックス顆粒水和剤 技術資料」(農林水産省登録 第23433号)を基に作成

とはいえ、年間通しての散布計画は必要そう

メーカー資料の45〜60日という数字を見る限り、有名な土壌処理粒剤のように半年や9か月といった長期間の維持は、さすがに一度の散布では出来ません。散布のしやすさという意味では非常にお手軽ですが、その分、年間を通した散布計画をきちんと組んで、定期的に手を打っていく必要がありそうです。来年は、あの畦畔をきれいに保っている農家さんを見習って、春先の早い段階からこの体制で試してみようと思っています。

顆粒水和剤なので湿気が入らず保管できる容器が良いのでは?

カーメックス顆粒水和剤には1kg・300g・100gの3サイズがあります。使ってみて感じたのは、容量を増やしてもコストパフォーマンスがそれほど変わらないという点です。それであれば、開封後にボトルをしっかり締めて密閉保管できる300gが、扱いやすさと保管のしやすさのバランスが良く、個人的にはおすすめです。まずは効果を試してみたいという方は、100gから始めてみるのも良いと思います。

カーメックス顆粒水和剤 100g まずは試したい方向け
カーメックス顆粒水和剤 300g(おすすめ) 密閉保管しやすく扱いやすいサイズ
カーメックス顆粒水和剤 1kg 広い面積を継続管理する方向け

草はヤバい 自然の驚異はもっとヤバい そしていつもの愚痴

夏場の太陽光発電所の草管理は、パネルの発電効率だけでなく、火災リスクや近隣への見た目の印象にも直結するため、正直かなり神経を使う作業です。パネルにかからない草丈であれば少なくとも発電量的には問題が無くても近所の目もありますし。最近は自治体への通報もあるようです。

以前試した土壌処理剤で効果を感じられなかった経験から、今回は半信半疑での散布でしたが、結果的にはグリホ系ジェネリックとの混用という体系処理が功を奏したようです。同じように夏場の草管理に頭を悩ませている発電事業者の方は、一度この組み合わせを試してみる価値があると思います。

📌 除草剤の使用にあたっては、必ずラベルに記載された使用方法・希釈倍率・使用時期を確認し、周辺環境への飛散に注意して散布してください。

参考:丸和バイオケミカル株式会社 公式サイト「カーメックス®顆粒水和剤」商品ページ・技術資料(農林水産省登録 第23433号)

草刈りしてもしなくても、コメの味は変わらんだろう?(カメムシ被害を除く)とは皆が思っていてもね、近所の目はね、仕方ないんですよね。いやほんと、出穂前に草刈りしてからの草の伸びる速度が速すぎて、やばいやばい。見た目が悪くてもカメムシ期間に刈るわけにもいかないし。ほんとにもうほんとにもう。そもそも論で隣地が荒廃していると意味無いんですけどね!荒廃させるくらいなら発電所でも立ててくれほんと。蓄電所なんて市街化区域より調整区域に立てた方が良いと思うんですけどね。

そう言えば鳥さんと肥沃な土壌がコラボした結果、最近耕作放棄地になった農地で木が生えてきたような気がする。まじで圃場の継承問題は生前に契約を徹底させ、死後速やかに移行できる制度をゴリゴリで導入すべきだと思う。大規模化集約化なんて都合の良い圃場と都合の良い大型事業者と都合の良い国や自治体制度がマッチングしない限り夢物語ですが、放棄されると農地は一瞬で荒れますので。

山間部等の放棄撤去も致し方なしの区分、農振地域の一角、農地も太陽光発電所も条件は千差万別です。事業者の意向や地域環境条件を基にした未来への制度設計を・・・いやほんと遅いよね。

 

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