就職氷河期世代の年金は「月額10万円未満」が現実に
なぜ受給額が少ないのか、その理由と将来の見通し、
今からできる年金・老後資金対策は存在するのか
◆ 氷河期世代とは?
「就職氷河期世代」とは、1993年〜2005年頃に社会人となった世代を指します。
この時期はバブル崩壊後の長期不況で、正社員採用が極端に少なく、多くの若者が非正規雇用や派遣社員としてキャリアをスタートしました。
現在40代後半〜50代前半を中心とするこの世代は、雇用の不安定さにより年金受給額が平均より低くなるリスクが非常に高いといわれています。
◆ 氷河期世代の年金受給額が「月10万円未満」にとどまる理由
1. 非正規雇用が多く、厚生年金の加入期間が短い
氷河期世代の多くは正社員として働けなかったため、厚生年金に未加入の期間が長い傾向があります。
国民年金だけでは、満額でも月約6.8万円(2025年度)しか受け取れません。
加えて、未納や免除期間がある場合、実際の受給額は月5万円前後に下がるケースも珍しくありません。
2. 賃金水準が低く、将来の年金ポイントが伸びない
仮に厚生年金に加入していたとしても、低収入・短時間勤務では保険料が少なく、年金額が増えにくい構造です。
たとえば年収300万円で30年間働いた場合、見込み年金額は月9〜10万円台前半にとどまります。
3. 物価上昇による実質的な年金の目減り
年金額は「マクロ経済スライド」により調整されるため、物価が上昇すると実質的な受給額は目減りします。
特に物価上昇率が高い2020年代以降は、実質的な生活水準の低下が懸念されています。
◆ データで見る「年金10万円未満世代」の拡大
厚生労働省の将来推計によると、
2035年以降、氷河期世代が65歳に達する頃には、年金月額10万円未満の高齢者が全体の約4割に達する見込みです。
背景には、
- 非正規雇用の増加
- 納付期間不足
- 平均賃金の伸び悩み
などが重なっており、年金格差の拡大が社会問題化しています。
◆ 月10万円未満でも「老後破綻」を防ぐための対策
1. iDeCo・NISAを活用して自助努力
少額からでも始められるiDeCo(個人型確定拠出年金)や新NISAを利用すれば、税制優遇を受けながら老後資金を形成できます。
特に氷河期世代にとっては、**「第2の年金」**として資産を積み立てる強力な手段です。
2. 定年後も働けるスキルを今から準備
ライフシフト時代には、定年後も働くのが一般的になります。
副業やオンラインスキル、地域ビジネスなど、**「65歳以降も収入を得られる手段」**を持つことが、年金不足を補う現実的な方法です。
3. 支出の最適化で「生活コストを年金に合わせる」
老後資金を増やすのと同じくらい大切なのが、固定費の削減。
家賃・保険・通信費を早めに見直すことで、年金10万円でも安心して暮らせる生活設計が可能になります。
◆ まとめ:氷河期世代は「備える力」で差がつく時代へ
氷河期世代の多くが、月額10万円未満の年金受給者となる可能性は現実的です。
しかし、悲観する必要はありません。
今からでも、
- iDeCo・NISAでの積立
- 長く働けるスキル習得
- 無駄な支出の削減
を意識すれば、年金不足をカバーすることは十分に可能です。
老後に安心して暮らすためのカギは、
「国に頼る」から「自分で備える」へ、意識を変えること。
氷河期世代が豊かな老後を迎えるために、今こそ行動を始めましょう?
- iDeCo・NISAでの積立
いやいやいや
氷河期世代が残り10~15年で積み立てを推奨って
結構な無茶ぶりですよね?
そもそも、余剰資金があるような人なら、そもそも投資しているでしょうし
日経平均が5万円を突破した現在、今後10年右肩上がりに
推移すると人生賭けられますか?
- 長く働けるスキル習得
はい
それが出来る人間であれば、そもそも困っていません
- 無駄な支出の削減
これが無難ですよね
今後、生活保護額より年金額が低い人達が増えていく中で
もういいや、と
諦めてしまったら日本はどうなるでしょうか










人生に選択肢があり、不満を言えるだけ
幸せな時代なのかもしれません
年金は、払った分は、必ず貰えます。払わないともらえません。
私は。20歳から酒も飲まずバクチもせず、
民間の年金も含め払い続けました。7階建てです。
会社の飲み会は、全て参加していません。
人生は、蟻とキリギリス、今になって楽をするパターンです。
どちらを取るかは、その人の自由判断だと思います、