※⑤施設賠償責任について一部修正しました。※
5種類の保険について、本当に必要かどうか、現状リスクの洗い出しの続きです。
①自然災害(火災保険)
②機械的電気的
③ユーティリティ設備
④休業補償(売電補償)
⑤施設賠償責任
③ユーティリティ設備については前回書きましたので、残りを整理していきます。
リスクの明確化
①自然災害(火災保険)と②機械的電気的
これらは、いわゆる機械装置自体の故障に関する保険なので、2つまとめます。(書くのが面倒だからというわけじゃ決してないですw)
自然災害の保険は誰もが入る保険です。最悪のリスクは火災で全焼、それに続いてケーブル・パネルの盗難や風災等による破損というところでしょうか。
私の今の悩みは、再調達に必要な金額をいくら見積り、保証金額に設定するかです。これが悩ましい。購入価格とイコールだとさすがに過剰だと考えています。例えば2000万円の案件なら、本当に直感的ですが5年間の保険で1500万ぐらいかけとけばよいでしょうかね。5年後は、パネルやパワコンの価格もまた下落しているので、さらに安価な保険でよくなるはず。そう考えると、保険費用も5年ごとに下げて行ける気がしますね。今、書きながら気付きました。
機械的電気的の部分は、基本はメーカー保証あれば不要なはずなんですか、立証責任を問われると閉口してしまいます。そんなのできないよ 泣 ってなわけで、つけられるなら付けておきたいです。
④休業補償(売電補償)
機械装置自体の再調達リスクはまだ読めるんですが、壊れて発電しなくなりました〜現地確認〜モノ調達〜修理〜復旧までどれぐらいの期間かかるものなのか、これが全く分かりません。休業補償の金額自体は、だいたい日額1万円っぽい(もっと少なく設定できるのか今度聞いてみよう)なんですが、問題は補償期間と免責期間ですね。
補償期間は、3ヶ月に比べると半年、1年と長くなるにつれて保険料は上がります。そのため最低限の期間にしたい。また、免責期間は長ければ長いほど保険料は下がるでしょうが(そもそも可変なのか不明)まぁ2-3日の駆けつけ対応で復旧見込みがなければ、ある程度長期化すると考えて、おおよそ3日ぐらいが適切かなと。
・復旧までの平均期間
・保険のパラメータ設定の柔軟さ
これらをもう少し情報収集せねば。細かいこと聞かれる保険屋さん、ゴメンなさい。太陽光の業者さん、もしトラブル対応にかかる期間が分かるようならご教示頂きたいです。まぁパネルやパワコンのメーカーや構成などによる、という話になりそうですが・・・
⑤施設賠償責任
これは、実際としては対人に対するリスクでしょう。仮に民家にパネルぶつけても、先方の火災保険でなんとかなるでしょうし。ただ、人に危害を加えたら賠償は青天井。周囲に道も少なく、民家もないところなら不要ですが、そうでないならお守りとして入っておくのはありかと考えます。
これ、間違ってました。パネルが飛んで家や人を傷つけたとしても、被害者の方には申し訳ないですが、事業者に賠償責任は発生しないそうです。法的には、建物の保存・設置に瑕疵があれば所有者は損害賠償責任を負い、他方で、自然災害の不可抗力によるものであれば責任を免れるとのこと。なので、投資目線ではこの保険は不要です。ただ、実際に人を傷つけて責任ないから知らないよ〜ってわけにもいかず、精神保つためにお金をお支払いするというのはあるかもしれません。結局は自分のための保険、という感じでしょうか。
ということで、次回までの宿題は太陽光業者、保険会社からの情報収集ですね。書いてて思ったのは、保険は高い、安いかというより、過剰でも不足でもない、適切なリスクヘッジ(何かあっても絶望せず前を向ける)になっているかどうか、これが大切だよねと改めて感じました。
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